昨今の動画広告はユーザーにどう映っているのか【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

 株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『動画&動画広告 月次定点調査(2018年2月度)』の結果を発表している。

 2月に閲覧したYouTubeやLINE、Facebook、Instagram、TwitterといったSNS、その他のスマートフォンアプリなどといったメディアのうち、動画広告が流れて不快感を持ったメディアを聞いたところ、「Webサイト」を挙げた人が最も多く(80.4%)、次いで「その他のスマートフォンアプリ」(77.6%)、「YouTube」(76.2%)という結果が出たという。


 動画広告を見た人のうち、21.5%が「不快に感じた動画広告をブロック」していた。「不快に感じた動画広告はあったが、ブロックしなかった」人は44.4%、「不快に感じた動画広告はなく、ブロックもしなかった」人は23.1%だった。


 動画広告を見かけたプラットフォームをすべて挙げてもらったところ、「YouTube」と答えた人が最も多く、74.5%。次いで「LINE」(22.3%)、「Webサイト」(21.1%)となっている。


 「ライブ動画」を視聴するデバイスとして「スマートフォン」を使う人が最も多く、68.1%。10代は93.5%、20代は81.1%で、若年層ほど「スマートフォン」を使う傾向にあったという。なお、「パソコン」を使う人は57.2%、「タブレット型PC」を使う人は17.0%だった。

 SNSを利用していて投稿も行う人のうち、「動画を投稿することの方が多い」と答えた人は16.3%、「静止画と動画を同じ程度投稿する」と答えた人は9.0%。一方、「動画はほとんど投稿せず、静止画を投稿することの方が多い」人は32.5%、「静止画しか投稿しない」人は33.5%で、静止画を投稿する人の方が多いのが現状だった。

見てもらって認知・購買につながる動画広告を

 動画コンテンツが流行しているが、やはりスマートフォンで視聴しているユーザーが多い。YouTubeはもちろん各種SNSなど動画広告を載せられるアプリも増えた。ドローンや360度カメラなどを駆使した新しい撮影方法や、インフルエンサーや有名人、スポーツ選手などを巻き込んだユニークな動画プロモーション企画も登場している。

 これから更に様々な広告が登場するだろう。しかし、このアンケート調査でも出ているように、不快感を煽ってしまっては広告として逆効果になってしまう。訴求方法をしっかりと吟味した上で最適な動画広告を出稿して欲しい。


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