ユーザーとネット広告の関係を明らかにする最新調査【マイボイスコム調べ】

ECのミカタ編集部

マイボイスコム株式会社(以下「マイボイスコム」)は、『インターネット広告』に関するインターネット調査を実施し、その結果について公表した。

1万件以上の回答

マイボイスコム社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、2回目となる『インターネット広告』に関するインターネット調査を実施し、その結果を公表した。

インターネット広告表示時、「広告を間違えてクリックした」「広告を閉じた」「広告を(意図的に)クリックした」など、ネット閲覧時におけるユーザーと広告との関わりについて興味深い内容が示されている。以下その内容について見ていく。

◆調査概要
手法:インターネット調査
期間:2018年3月1日~5日
回答数:10,623件

直近1年間で内容まできちんと読んだ広告は?

直近1年間のインターネット利用時に表示されたインターネット広告は、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が81.9%、「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」が56.5%、「コンテンツや記事の間に表示される広告」「YouTube等の動画サイトのスキップできる動画広告」が4~5割だった。

同様に、直近1年間にインターネット広告が表示された人のうち、内容を読む人は3割強に留まった。「だいたい読む」が1.9%、「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」が33.0%となっている。

内容を読んだ広告は、種類では「興味がある商品・サービス・企業等」が42.9%、広告の表示タイプ別では、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が26.0%で最も多く、「コンテンツや記事の間に表示される広告」「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」「メールマガジン内の広告(メール広告)」が8~9%と続いた。

さらに、直近1年間にインターネット広告が表示された人に、表示された際に行ったことを聞いたところ、「インターネット広告を間違えてクリックした」「広告を閉じた」「インターネット広告をクリックした(意図的に)」が3~4割だった。「インターネット広告を間違えてクリックした」は、女性30代以下で5~6割と他の層より高くなっている。

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不快に感じる広告のタイプは?

インターネット広告についての考え方は、「気になるものや興味があるもの、面白いものなら内容を読む」「関係のない広告が表示されるとイライラする」「スクロールなどの操作を妨げられるのでわずらわしい」「ブラウザやアプリの動作が重くなるのでわずらわしい」が各3割だった。「スクロールなどの操作を妨げられるのでわずらわしい」は、女性若年層で比率が高くなっているとのこと。

インターネット広告で不快に感じるものは、「画面の上から下に降りてくる、スクロールに合わせて移動する」「興味がない・関係ない内容の広告」が各3割強、「別画面やポップアップで自動的に表示される」「画面全体に表示される」「画面上部に、常に表示される」「画面下部に、常に表示される」が各20%台だった。女性30代以下では、「画面の上から下に降りてくる、スクロールに合わせて移動する」「YouTube等の動画サイトのスキップできない動画広告」の比率が高くなっている。

また回答者からは、その他にも、「読みたい記事の上に広告が出てきてそれをクリックしてしまったとき」「簡単にお金稼ぎができることを謳った広告、またはその広告を許可しているウェブサイト」などを不快と感じる事があるとの声があったそうだ。

ペイドメディアである広告は、瞬時により多くのユーザーの目に触れさせることのできる有力な手法であることは間違い無いが、一方で不快に感じる、うっとおしいと感じる人も多く、出稿には工夫がいることも事実だ。近年注目されているアーンドメディア(SNS)やオウンドメディアなどと組み合わせて立体的かつユーザーに楽しんでもらえる施策を打つなど常に新しい手法を打つことがCVやCVRを上げる事にもつながるだろう。


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