「見る」が「買える」になるAIアプリ『PASHALY』が楽天ブランドアベニューなどの取り扱いを開始

ECのミカタ編集部

 サイジニア株式会社(本社:東京都港区)は、ビジュアルコマースのAIアプリ『PASHALY』の提携サイトを拡大し、ファッション通販の大手ショッピングモール『楽天ブランドアベニュー』などの取り扱いを開始した。

 サイジニアは、「検索エンジンでは見つけられない幸せがある」という思いから、北海道大学大学院 複雑系工学講座の准教授と研究メンバーが立ち上げたテクノロジー企業だ。

 サイエンス+エンジニアリング=「サイジニア」として、先端科学の知見を工学的に応用、「複雑ネットワーク理論」や人工知能を活用した解析技術を実用化し、情報が多すぎて欲しいものが見つけられないという21世紀の課題を解決することを目指している。

 そのサイジニアが提供しているショッピングアプリ、「PASHALY(パシャリィ)」は、サイト上で閲覧したファッション写真などの画像を人工知能(AI)が解析し、デザインや素材が近い商品が購入できるサイトを表示してくれる。たとえばInstagramの写真をスクリーンショットして、ボタンをタップするだけで、スカート、シューズなどアイテムごとに切り分けられて、ショッピングモールの商品写真へ。「これ欲しい」と思った瞬間のショッピングへの導線となる。

 「PASHALY(パシャリィ)」はこの度、ファッション通販の大手ショッピングモール「楽天ブランドアベニュー」などの取り扱いを開始した。また、その他『PASHALY(パシャリィ)』の中心購買層であるF1層(20~34歳以下の女性)に人気の大手ファッションECモール複数社の取り扱いも始まり、豊富な商品の中から選ぶことができるようになった。

人とAIが相互に高め合っていけるEC業界を目指して

 人工知能の良い点は「学んでくれる」という点にあると思う。データを与え続けることでどんどん進化し、その技術がショッピング体験を新しいものにしていく。大切なのは商品とユーザーのマッチング精度をどれだけ高められるか?ということに尽きる。

 膨大なデータの蓄積や、優れた分析力があっても、人の心をどう動かすかが考えられていなければ購入まで繋がっていかないはずだ。

 「PASHALY」のようなアプリの登場で、商品とユーザーのマッチング機会は格段に向上した。売り手側がそのチャンスを掴むには、やはり良いコンテンツ・良いプロダクトを真摯に作っていくしかない。人とAIとで、相互に作用し高め合うことがECの未来を形作っていくのだ。

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