Baiduが中国最大級の動画サービス『百度ビデオ』『iQiyi』上での広告取扱い開始

ECのミカタ編集部

バイドゥ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:Charles Zhang)は、百度ビデオ (百度視頻)、中国大手動画サイトのiQiyi(愛奇芸)上における広告配信サービスの取扱い開始に関する情報を公表した。

日中両国での動画視聴拡大に対応

バイドゥ株式会社は、世界の検索市場において第2位のシェアを有しており、米国NASDAQへ上場しているBaidu, Inc.(百度)(本社:中国北京市、会長兼CEO:Robin Li)の日本法人だ。

2006年12月の設立以降、中国市場向けの法人企業を対象としたマーケティング活動支援、インバウンド、越境EC対策などをサポートすべく、中国語圏向けのリスティング広告、アドネットワーク広告などのインターネット広告商品を提供している。

そのバイドゥは、日本における動画広告のニーズ拡大と中国で大画面スマートフォンの普及によるモバイル端末での動画視聴の拡大を受け、百度ビデオ (百度視頻)、中国大手動画サイトのiQiyi(愛奇芸)上における広告配信サービスの取扱いを開始する。

日中で広告出稿媒体の動向に違い

同社によれば、2017年の中国インターネットユーザーは、7億7,200万ユーザーにものぼり、インターネット普及率は55.8%に達した。インターネットのサービス別利用率で見ると動画は75%で、チャット、ニュース、検索エンジンに次いで4位にまで拡大し、ユーザー数は前年比6.3%増の5億7892万ユーザーにもなる。そうした市場の拡大に合わせ、大画面スマートフォンの普及により、動画視聴のモバイル化が急速に進んでいる(CNNIC,2018)。

また、2017年中国5大媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、インターネット)の広告費は、8兆8,621億円で、インターネット広告費は、6兆6,395億円で全体の75%を占め、動画広告費は前年比33.5%増の7,289億円と予測する(iResearch,2017)。

一方、2017年日本の総広告費は、6兆3,907億円(前年比101.6%)で、うちインターネット広告費(媒体費と制作費の合計)は1兆5,094億円(前年比115.2%)で全体の24%を占める電通メディアイノベーションラボ,2018)。中国ではインターネット広告が主流であり、日中間で大きな違いが見てとれる。

中国動画プラットフォームのトップランカーを押さえる

こうした状況をもとにバイドゥでは、インバウンド、越境ECなど中国人を対象としたビジネスを展開する日本企業様に対して、百度リスティング広告、百度アドネットワーク広告、百度インフィード広告、百度グループのCtrip(携程)、iQiyi(愛奇芸)などのウェブ広告サービスを提供してきた。そして、両国での動画視聴の拡大を受けて同分野でのサービス拡充の一環として、百度ビデオとiQiyi上での広告配信に対応することを明らかにしたのだ。

百度ビデオは、百度が運営する動画検索プラットフォームで、iQiyi(愛奇芸)、YOUKU(優酷)、TUDOU(土豆)など40媒体以上の無料動画の視聴が可能だ。2016年のビデオ検索数は200億回超で、DAUは3,000万超にもなる。また、iQiyiは、中国3大動画サイトの1つで、百度のグループ会社だ。2018年3月に米ナスダック(Nasdaq)に上場し、アプリのデイリーユニークデバイス数は1億3131万台、月間ユニークデバイス数は5億121万台PCのデイリーユーザー数は6778万、マンスリーユーザー数は3億5120万。いずれも中国国内最大シェアを誇る(爱奇艺調べ、2017)。

購買意欲旺盛な巨大な人口を抱える中国市場。そこは越境ECにおいて極めて魅力的なフィールドであることは間違い無い。その巨大なユーザー層に効果的にリーチする上で、今回のニュースは多くの事業体にとって朗報となることだろう。

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