オンラインショッピングに関する最新動向調査【マイボイスコム調べ】

マイボイスコム株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長：高井和久）は、『オンラインショッピングの利用』に関する最新のインターネット調査を実施し、その結果を公表した。

10,864件の回答

マイボイスコム社は、14回目となる『オンラインショッピングの利用』に関するインターネット調査を2018年4月1日～5日に実施し、10,864件の回答を集めた。その調査結果をについて見て行く。

＜調査概要＞
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査（ネットリサーチ）
【調査時期】2018年04月01日～04月05日
【回答者数】10,864名
【設問数】　7～9問（テーマによって異なる）
【調査機関】マイボイスコム株式会社

スマートフォンでなにを買う？

スマートフォンでのオンラインショッピング利用頻度、購入したものを聞いたところ、直近1年間に携帯電話・スマートフォンからオンラインショッピングを利用した人のうち、利用頻度が『10回以上』は3割強、過去調査と比べて増加傾向だった。「2～3回」「4～5回」がボリュームゾーンとなっている。

また、直近1年間に携帯電話・スマートフォンのオンラインショッピングで購入したものは、「衣料品」「食料品・飲料・アルコール」が利用経験者の各4割、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「書籍・雑誌」が各3割弱で上位にあがっている。過去調査と比べて、「生活用品」が増加傾向となった。「衣料品」は女性10～40代、「食料品、飲料、アルコール」は高年代層で比率が高くなっている。

同社資料より。

女性は注文手続きの手軽さを見る？

「通信販売の利用経験、申し込み手段」について聞いたところ、通信販売を利用したことがある人は91.4％だった。そのうち、1年以内に利用した申し込み手段は、「インターネット（パソコン）」が86.8％で、男性や高年代層で比率が高くなっている。

「インターネット（スマートフォン）」は30.5％で、過去調査と比べて増加傾向だ。女性や若年層で比率が高く、女性10～30代では6～7割、50代で3割、60・70代で1割強という結果となった。

次に、直近1年間利用者が利用したオンラインショッピングサイトは、「amazon」「楽天市場」が70％台、「Yahoo!ショッピング」が5割弱だった。「ゾゾタウン」は女性10・20代、「その他のメーカー・ブランド直販サイト・公式通販サイト」は女性40代以上で比率が高くなっている。

オンラインショッピングサイト利用時の重視点は、「送料が安い・無料」「豊富な品揃え」「商品価格」が直近1年間利用者の6～7割で上位3位となった。「割引サービス、キャンペーンなどが充実している」「ポイントサービスが充実している」「クチコミ・レビューが見られる／書き込める」「欲しい商品の検索がしやすい」「注文手続きが簡単」は、女性が男性を10ポイント以上上回る結果だった。

直近1年間にパソコンのオンラインショッピングで購入したものは、「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」「書籍・雑誌」が利用経験者の4～5割で上位となっている。男性10～30代では「書籍・雑誌」が1～2位だった。女性10・20代では「CD、DVD、BD、ビデオの新品・中古品」、女性30～50代では「衣料品」の比率が高くなっています。また、男性高年代層では「パソコンなどコンピュータ関連機器」「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」、女性高年代層では「健康食品、ヘルスケア用品、サプリメント」「化粧品、美容用品」の比率が高い傾向となった。

徐々に変化する消費動向

回答者からは、「オンラインショッピングサイト利用時の不満点 （全3,608件）」として、「日時指定が有料オプションであるサイトがたまにある点（男性28歳）」「商品検索で関係ないものがたくさん出てきて、目的のものを探しにくい（男性54歳）」「ポイント○倍などを謳い文句にしているが、実際は期間限定で使いづらいので、あまりお得感を感じない（女性29歳）」などの声があがっているとのことだ。

概要を振り返ると、依然としてネットショッピングはパソコン利用が多いものの、スマートフォンの割合が徐々に増えていることがわかる。また、ファッションや食料品・飲料の購入が引き続き多かった。

大枠の傾向はすぐには変わらないが、毎回の調査で徐々に消費動向にも変化があることが分かる。最新の動向をキャッチし、それへ対応していくことは、EC事業に留まらずビジネスを成功させるための大きな要素となるだろう。