中国向け越境ECプラットフォーム『WeMart』のCRM機能を大幅強化

ECのミカタ編集部

TTU株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:春名洋希、以下「TTU」)は、2019年には年間2兆円市場規模となる中国越境ECの拡大や、日本企業名義のWeChat公式アカウント開設が増えている背景を受け、より気軽に中国のユーザーが日本の商品を購入できるよう、2018年6月1日よりTTU自社開発「WeMart」のCRM機能等を大幅に拡充することを公表した。

海外市場に特化したサービスを展開

TTU社は、中国上海で創業し、福岡・東京・札幌・中国・台湾・香港・マレーシア・フィリピン・ミャンマーなど7つの国に展開しているグローバルマーケティング企業だ。

「越境EC」「海外マーケティング」「インバウンド」の3つの柱を中心に、主に日系クライアントの海外進出やアジア・海外向けのプロモーションPRを支援してきた。「人・物・資金」などのイノベーションが加速し、市場拡大が見込まれる海外マーケット向けビジネスを専門とする気鋭のベンチャー企業だ。

その同社が提供する「WeMart」は、企業が取得したWeChat公式アカウントに紐付ける形で、中国人ユーザー向けに越境ECを展開できるサービスだ。

Wechatのプラットフォームを活用し10億人超の消費者にリーチ

WeMartの特徴の特徴として同社は次のように発信している。

◇1.
中国向け越境ECに必要な決済・通関・フルフィルメント・CS・CRM&解析、マーケティングノウハウが詰まったパッケージのため、日本企業は商品を指定倉庫に納品するだけでスタートが可能。

◇2.
従来の大型モールへの出店とは異なり、WeMartカートへは1SKUから出品ができる。

◇3.
中国の消費者に馴染みのあるWechatのUIを基盤に、商習慣となっている「WeChatPay」の決済手段を導入することで、ストレスフリーな買い物体験を提供。

◇4.
日本企業名義のWeChatにて商品の魅力など情報を発信することで、10億を超えるWeChatの潜在ユーザーへのアプローチが可能。

◇5.
単品通販事業者向き、ロイヤル顧客化を測る為のCRM(マーケティングツール)も一体化。

現在、TTU本社のある九州エリアの通販企業を中心に化粧品・健康食品・ドラックストアなど、数多くの企業が導入している。また、WeMartの特性を活かしたリピート(継続購入)で、月間3,000を超える新規のオーダーを獲得した実績を誇る。

ユーザーの声に応える形のアップデート

今回のアップデートでは、ユーザーのニーズに合わせた既存の機能改善や新機能が追加された。

<WeMart(Ver.3)アップデート項目>

①WeChat公式アカウントと連動したCRM機能
希望の多かった条件設定やターゲティング追加(WeChat個人アカウントとの条件設定・販促クーポン等)。

②WeMartマーケティングの強化
KOL&アフィリエイトのマーケティングデータの可視化(売上・コンバージョン等)。

③ユーザーインターフェース(UI)のリニューアル
ユーザーインターフェースのデザインリニューアル、レスポンス改善

④日本直送の越境EC総合税による通関に対応
日本直送の越境EC総合税による通関(通称:EC通関)に対応。
※国際郵便物に課される「行郵税」よりも税率が低い通関方法。

⑤日本発送香港経由の通関に対応
日本発送の香港経由で中国エンドユーザーへお届けできる通関に対応。

一部のアップデート内容については6月中にサービス開始を予定している。

日本のEC事業者と海外ユーザーをつなぐ

TTU社は、中国向けだけでなく、台湾や香港、東南アジアへの越境ECや現地ECの支援事業も展開している。今後は、年内にWeMartを軸に、越境ECサービス及び現地ECで100ブランドのサポートを目指し、より多くの日本製商品のアウトバウンド、販路拡大へ繋がるよう取り組む方針だ。

さらに熱度を増すEC市場の中でもとりわけ活力があふれる越境EC分野。それを牽引するのは購買意欲旺盛な巨大な人口をかかえる中国大陸だ。中華圏をはじめ、アジア地域に視線を移せば、さらにその大海のスケールは広大となる。

こうした魅力ある市場を前に、実際に日本のEC事業者が越境ECに乗り出す時には、言語や現地のプラットフォームの活用やCRMのサイクル構築など少なからずハードルがあるのも事実だった。今回のTTUの発表は、すでに豊富な実績を誇るプラットフォームをユーザーの声をもとに強化する内容となっており、そうしたハードルを一気に取り払う存在となるだろう。


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