【包装資材業界初】老舗企業シモジマ社がオムニチャネル化に向け本格始動

ECのミカタ編集部

包装用品・店舗用品などの企画開発・卸・店舗販売を行う株式会社シモジマ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:下島 和光)は、2018年7月より、包装資材業界初のシモジマ型オムニチャネル戦略を本格的にスタートし、売上高100億円の引き上げを図ることを公表した。

「シモジマ オンラインショップ」オープンへ

2020年に創業100周年を迎える老舗企業であり、包装用品・店舗用品などの企画開発・卸・店舗販売を行う株式会社シモジマは、3つのブランド「シモジマ」、「パッケージプラザ」、「HEIKO(ヘイコー)」と、6つの柱「EC」「店舗」「アプリ」「カスタマーセンター」「営業」「カタログ」を武器に、顧客事業体のビジネスをサポートしている。

その多岐にわたる事業チャネルをもとに今回、包装資材業界初のシモジマ型オムニチャネル戦略を本格的にスタートさせることになった。その戦略で同社は、デジタルの「EC」を窓口とし、アナログの「店舗」「営業」でさらに手厚いサービスを実施すべく準備を進め、2018年7月2日には、既存のECサイト「商い支援」を全面刷新し「シモジマ オンラインショップ」をオープンする計画だ。

シモジマ社オムニ戦略4つのポイント

シモジマ社オムニ戦略4つのポイント「オムニ-コンセプト」(同社資料より)

今回のオムニチャネル化に際して、同社は下記の4つの柱を提示している。

◇「オンラインショップ がっつり支援!」

オンラインショップのオープンに合わせ、ECと実店舗で「ダイナマイトセール」と題し、常識破りの業界激震価格と銘打って、大々的にオープニングセールを7月2日より実施する。

またサービスとして、事業者様にとってメリットの大きい現金値引、購入金額に応じて割引率が変動する買うほど「お得感」のある「ステージランク」制の導入、オンライン限定のクーポン発行や、見積書・領収書発行サービス等、会員ならではの便利かつ「お得」なサービスを多数用意する。

◇「店舗コンシェルジュ がっつり支援!」

備品等の名入れ特注、袋・BOX等を現物確認できるサンプルサービス等、実店舗だからこそ可能な、きめ細かいサービスをご提供し、開業・商売をサポートする。また資材等の販売だけではなく、ラッピングやPOP等の各種講習会を開催することにより、販促のスキルアップもサポートする。

◇「営業アドバイザー がっつり支援!」

全国17拠点ある営業所から、専門知識を持った専任の営業アドバイザーが個別に訪問し、名入れ特注品のお見積もりから、経費削減のご提案までそれぞれの顧客事業体に添ったサポートを実施する。

◇「カスタマーセンター がっつり支援!」

オンラインショップの操作に関する問い合わせから、商品の不具合、カタログに関する問い合わせまで、顧客事業体のあらゆる相談や疑問に対応する。

注目に値するBtoBオムニ

EC事業の成否を分ける要素としてオムニチャネル化推進の重要性は、あらゆる立場や方面から繰り返し指摘されている。オムニ化については、主にコンシューマーにいかに訴求し、リアル店舗とオンラインショップの回遊性や有機的なマーケティング戦略を実施し、かつトリプルメディアの活用などを通して、自社のロイヤル顧客を醸成し、囲い込んでいくかがポイントとなる。

このオムニ化についてはBtoBの面でも注目されており、シモジマの今回のオムニ化戦略が、どういった形で市場の中で存在感を発揮するかにも注目が集まる。EC市場全体を見渡してもBtoC以上にBtoB市場は潜在的な取引額の伸びしろが大きいと見る人も多く、今後の発展が期待される分野だけに、その動向からは目が離せない。7月に予定されている本格的なサービススタートが楽しみだ。

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