『Amazonプライムデー2018』過去最高の売上を更新!

ECのミカタ編集部

総合オンラインストアAmazon.co.jp(以下「Amazon」)は、7月16日(月・祝)正午から7月17日(火)23時59分まで開催された毎年恒例のAmazonプライム会員のためのビッグセール『Amazonプライムデー』の販売状況など概況を公表した。

今年のプライムデーも大盛況

今年の『Amazonプライムデー』はいつも以上に熱狂に包まれ、さらなる記録の更新もあったようだ。総合オンラインストアAmazonで毎年開催されている恒例のAmazonプライム会員限定のビッグセール『Amazonプライムデー』は、7月16日(月・祝)正午から7月17日(火)23時59分まで実施された。今年のプライムデーの開催期間は、昨年の30時間から36時間に延長され、より長くイベントを楽しめるようになった。

開催期間の拡大も功を奏してか、今年のプライムデーの売上は、過去最高を更新したとのことだ。Amazonによれば、今年のプライムデーは、EC市場で展開される年末からの一大ショッピングイベントである「サイバーマンデー」や「ブラックフライデー」と比較してもAmazon史上で記録級の盛況となったようだ。

『Echo』『Fire TV』などAmazonデバイスが人気

『Echo』『Fire TV』などAmazonデバイスが人気

今年のプライムデーイベントでは、世界中のプライム会員が、実に1億個以上の製品を購入したという。 世界でベストセラーはAlexa Voice RemoteとEcho Dotを搭載した「Fire TV Stick」だった。

特に、Amazonが提供するスクリーン付きの新型AIスマートスピーカー「Echo Spot」は、プライムデーの直前に予約が開始されたが、今回のプライムデー期間中にも多くのプイライム会員が予約購入をしたそうだ。そのほか、Amazonのデバイスは、「Echo Dot Kids Edition」、「Fire 7 Kids Editionタブレット」、「Fire HD 8 Kids Editionタブレット」などキッズ向けのものも多く購入されたとしている。

売れ筋は当然、Amazonデバイスだけではない。玩具、コスメ、PCおよびコンピュータアクセサリー、アパレルおよびキッチン製品をはじめ、それぞれ500万件以上のアイテムが購入される熱度の高いイベントとなった。さらに、世界中の何百万人ものプライム会員が、Amazon Musicコンサートを含むUnboxing Prime Dayイベントをストリーミング配信で楽しんだそうだ。

アメリカでのAmazonプライムデー概況

今年のプライムデーは、Amazonの根拠地であるアメリカでも、もちろん大盛況だった。プライムデーに際して、プライム会員は Amazonデバイスをいち早く購入できたが、その中でも最新型の「東芝 4K Ultra HD Fire TVエディション(50インチ)」と「東芝 4KウルトラHDファイヤTVエディション(43インチ)」は、 旧型と比べて6倍以上の販売実績となったようだ。

プライムデー開催期間中の7月17日には、 スマートホームデバイスの売上高が最も多くAmazonの年間の売上をみても突出しており、アメリカの全食品市場で最も売れたのは、なんと果物の「有機イチゴ」であったそうだ。その他、「インスタントポット6 Qt 7-in-1」が30万個以上、「ライフストロングパーソナルウォーターフィルター」が15万個以上購入された。

「エコシステムAmazon」の存在感を発揮

「エコシステムAmazon」の存在感を発揮

Amazonでは、今回のAmazonプライムデーの特長として、中小EC事業体の注目をさらに集めた点にあるとも述べている。言うまでもなくAmazonマーケットプレイスでは、Amazon公式以外のさまざまなEC事業者が商品を出品することができるが、これらの売り手のアイテムは、Amazonプラットフォーム上での多様性、選択肢を増やし、世界中のプライムメンバーの買い物体験と利便性に貢献することになり、今回のAmazonプライムデーでもそのアドバンテージが発揮されたようだ。

また前述したように、Amazonデバイスの新製品のお披露目の格好の舞台としてプライムデーは機能していることが如実に示されている。AIスピーカーである「Amazon Echo」やAmazonの公式タブレット「Amazon Fire」、Amazonの映像コンテンツなどが視聴できる「Amazon Fire Stick」などは、Amazonのエコシステムを強化するキーアイテムだ。従ってより多くのユーザーにこれらのAmazonデバイスが受け入れられることが、エコシステムを飛躍させる上で重要だが、今年のプライムデーは遺憾なくその役目を果たしたと言えるだろう。

また、当然にしてAmazonプライム会員限定のイベントであるプライムデーは、プライム会員の増加にも大きく貢献している。巨大ECプラットフォームであるAmazonは、映画やドラマ、音楽などコンテンツ配信にも力を入れていることは周知のことだが、そうしたコンテンツ提供とあわせてプライム会員を呼び込み、さらに独自のエコシステムを拡大させていく、そのスパイラルがしっかりと形成されている様子が今年のAmazonプライムデーでも示されたとも言えるだろう。

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