Shopify、シッピーノとAPI連携を発表。受注、出荷依頼、在庫同期を完全自動化へ

ECのミカタ編集部

シッピーノ株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市/代表:田渕健悟)と、世界No.1シェアを誇るECプラットフォームShopifyの⽇本法⼈Shopify Japan 株式会社(本社:東京都千代⽥区/代表:マーク・ワング)は、API連携によってShopifyで構築したECサイトからの受注、物流サービスへの出荷依頼、他店舗との在庫同期を完全に自動化するアプリの提供を開始。
今回の連携に伴い10月11日(木)16時より事業者・Shopifyパートナー向けイベントの開催も予定している。

連携にいたったワケ

 EC事業者が毎年右肩上がりに増加する中、大手モール内での販売競争は激化している。自社ECサイトに活路を見出すEC事業者も増えている一方、オリジナル商材の開発や店舗運営の向上のための時間がなかなか取れないのが現状である。

 そこでECプラットフォーム世界シェアNo.1の「Shopify」と、国内1,000ストア以上の導入実績を持つ自動出荷サービス「シッピーノ」が連携し、中小EC事業者の業務効率アップと販路拡大を実現することとした。

 登録はShopifyの日本語アプリストアから行えるということで、利用のハードルも低い。また、、FBAマルチチャネルサービス等、シッピーノが対応している物流サービスへの出荷依頼を自動化する上に、受注の取り込みから出荷依頼、在庫同期までのを自動処理することで、EC事業者の手間を削減する。また、Shopifyを含めた複数EC店舗の受注・出荷の一元管理が可能になるということで、管理もシンプルになるだろう。

API連携で可能になること

API連携で可能になること

1)委託先倉庫からの自動出荷
 Shopifyでの受注を自動で取り込み、自動で倉庫に出荷依頼。
2)在庫同期の自動化
 Shopifyストア上の在庫数と、シッピーノが連携しているECモール上の在庫を自動で同期。入庫時も各ストアに自動で反映できる。
3)出荷完了メールの自動送信
 出荷が完了した際に、購入者へのメールを自動で送信することが可能となる。

作業効率を上げて生産的な時間を

 自動化することで業務が少なくなれば、仕事がなくなることを懸念する声も上がる。しかし、これらの業務自動化の最大の目的はEC事業者の作業効率をアップさせ、空いた時間を次の事業や品質改善などに使うことである。

 今回のような仕組みが積極的に取り入れられ、EC業界のサービス向上につながっていくのが楽しみだ。


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