売上額が約120%向上 トランスコスモスが広告運用自動最適化ツール『Shirofune』大規模導入で実現

ECのミカタ編集部

株式会社Shirofune(東京都港区、代表取締役:菊池満長)が開発・提供する広告運用業務のクラウド自動最適化ツール「Shirofune」が、トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)に導入されることが決定した。独立系インターネット広告代理店で国内初の大規模導入となる。

低コストで広告運用できる「Shirofune」

「Shirofune」は広告運用業務のクラウド自動最適化ツールだ。2016年には国内導入件数で日本一となったツールを基に、複数の広告媒体の「新規の広告出稿・編集管理」「広告予算管理・入札最適化」「レポート・分析機能」「改善施策の提案機能」といった広告運用に必要な業務を自動で最適に遂行し、利用者に高い広告効果を提供するクラウドツールとして2018年3月より提供を開始した。

国内最大手の広告代理店で広告運用の経験を積んだ専門家が自ら開発した、プロの思考やノウハウを徹底的に再現する独自アルゴリズムにより、利用者は事前学習や経験がなくても、ツールから提示されるナビゲーションに従って情報の選択や入力、改善操作を行うだけで、低コストで自動的にプロフェッショナルな広告運用を実現できることが大きな特徴となっている

高まる広告需要に対応

高まる広告需要に対応

トランスコスモスでは今回「Shirofune」の大規模導入に至った背景について、次のように述べている。2018年の日本のインターネット広告費は前年比116.5%増と、その市場規模は堅調な伸長を続けており、さらにその約8割を占めるリスティング広告やディスプレイ広告などの運用型広告の市場規模においても、全体に比例して伸長傾向を見せている(※)。

このような背景の中でリスティング広告等の効果を高め続けるには、単純作業を含む広告の運用・効果検証・最適化業務を継続的に実践していく必要があるため、これらの作業工数は肥大化の一途をたどり、サービス品質の低下につながるという懸念から工数削減が難しいという課題を業界全体が抱えているとしている。

さらに同社においては、同社の強みでもある、広告・販売・サポート&リテンションを統合したマーケティングサービスの提供という点でも、作業増加による各施策間の連携悪化という面でこの課題が影響を及ぼしてしまうことから、業務改善および、運用体制を抜本的に再構築する必要があったそうだ。

これらの課題の解決施策の一環として、複数の広告媒体を横断して運用業務全般を自動最適化できるツール「Shirofune」を、トランスコスモス社には業界に先駆けて大規模導入することにしたのだ。

※参照元:2018年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析

業務工数の削減とPCDAサイクルの高速化を実現

業務工数の削減とPCDAサイクルの高速化を実現

今回の大規模導入を通して、トランスコスモスの専門スタッフが所有する運用型広告の豊富なノウハウと「Shirofune」の融合によって高いシナジー効果を生み出し、運用業務の“自動最適化”によって大幅な業務工数の削減とPCDAサイクルの高速化を実現できるとしている。

またCV獲得数および売上額をともに約120%向上させるという、従来よりも高い広告成果に結び付けることができたそうだ。さらに広告運用の業務工数削減によって生まれたリソースを広告以外の施策に充当することで、トランスコスモス社の統合マーケティングサービスの品質向上、及び顧客のパフォーマンス向上への貢献度をさらに高められることが期待できるとしている。

広告運用作業の“自動最適化”による業務工数の削減と同時にPDCAサイクルの高速化により、広告成果向上の実現に寄与する今回の同社による施策。独立系インターネット広告代理店としては国内で初めての大規模導入でもあり、同社の広告運用の面における価値をさらに高めることになりそうだ。

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