再配達ゼロの社会を目指す!オープン型宅配ボックス「ERYBOX」βサービス継続へ

ECのミカタ編集部

サイブリッジグループのERY JAPAN LLC.(本社:東京都港区/代表:堀井翠)では、2019年5月よりオープン型宅配ボックス「ERYBOX」の実証実験をおこなってきた。
この度、利用が増え続けている状況を鑑みて、βサービスの継続を決定した。

限られたケースにも関わらず、利用者は急増!「ERYBOX」

ERYBOXは、再配達ゼロ社会を目指すオープン型の宅配BOXだ。

利用者は好きな時間に好きな場所のBOXで荷物を受け取ることができる。
荷物を受け取りたくても自宅の宅配ボックスが埋まっている、住所を知らせたくない、といった利用者のニーズに応えるシステムだ。

多数の宅配業者に対応しているため、宅配業者にとっても再配達のストレス軽減につながることが期待できる。

2019年5月より、佐川急便・ヤマダウェブコムとの連携を開始し、実証実験がおこなわれた。

「佐川急便の取り扱い荷物であること」
「一度再配達になった荷物で、不在票からユーザーが申し込む」
といった限られた条件下での実験であったのにもかかわらず、スタートから毎月利用件数が増加している。

大々的な後方や宣伝も控えていたが、現在でも利用件数は増加傾向にあるという。

この状況を鑑みて、現在の実証実験を引き続きβサービスとして継続することが決定した。

今後は量産、機能拡充をおこない、利用者の拡大を目指す

今後は量産、機能拡充をおこない、利用者の拡大を目指す

1)量産する
実証実験では、利用数の計測、オペレーション上の課題の洗い出し、ERYBOXの量産設計・設置計画の材料となるデータを計測することも想定していた。

今回得たデータや課題を設計の仕様として整理し、量産の計画・UIのブラッシュアップに努める。

ネット接続型家電の企画・開発を手掛ける家電メーカー、株式会社Cerevoの協力を得て、2020年春の設置拡充を目指す。

2)機能拡充
宅配荷物やECサイトでの購入品の受け取りについて、提携先を拡充する、初回での配達を可能にする、などの機能を拡充し、利便性を高める。

他にもコインロッカーやCtoCの荷物受け渡し、シェアリングサービスの拠点など、スマートロッカーとしての活用を想定した機能を実装する予定だ。

3)利用者の拡大
今後、利用者向けのキャンペーンなどを実施し、さらなる利用者の拡大を目指す。

連携企業を募集

ERY JAPAN LLC.では、ERYBOXを設置できるロケーションを提供してくれる企業・団体・オーナーや、物流会社に限らずERYBOXの利用提携を結んでくれる企業や事業者を随時募集している。

公益性の高いシェアリングサービスであり、且つ「24時間利用できる、鍵のついた電子ボックス」としての提供により、宅配ボックスの枠に囚われないサービスとして、ECが支える社会をサポートしていくことになるだろう。


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