WEB広告運用で手間なのは広告会社の選定 「WEB広告運用・成果に関しての悩み」に関する調査

ECのミカタ編集部

マーケティング領域における企業の事業拡大を支援する株式会社アドフレックス・コミュニケーションズは、事業会社に勤務する広告・販促担当者を対象に「WEB広告運用・成果に関しての悩み」に関するアンケート調査を行った。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

◆「WEB広告運用・成果に関しての悩み」に関する調査

調査日 :2019年11月8日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,111人
調査対象:事業会社に勤務する広告・販促担当者
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

企業が最も利用しているWEB広告は?

企業が最も利用しているWEB広告は?

まず勤務している業種を聞いたところ、『メーカー系(26.4%)』と回答した方の割合が最も多く、次いで『サービス系(23.7%)』『IT・通信系(15.5%)』『流通・小売系(13.6%)』『商社系(10.5%)』『金融・保険系(5.9%)』と続いた。

具体的に、どの種類のWEB広告を利用しているか聞いたところ、『リスティング広告(32.2%)』という回答が最も多く、次いで『純広告(31.7%)』『SNS広告(23.0%)』と続いた。WEB閲覧履歴から訴求ターゲットを狙い撃ちできるリスティング広告が、やはり人気のようだ。

WEB広告は、ターゲットを絞り効率のいい宣伝ができるものの媒体毎のアカウント管理や集計業務は大幅な手間や時間を要し、負担になっている運用担当者も多いことも推測できる。

WEB広告運用で手間なのは広告会社の選定

WEB広告運用で手間なのは広告会社の選定

次に「WEB広告運用の工数で削減したい内容は?」と質問したところ、『広告会社の選定(29.7%)』と回答した方の割合が最も多く、次いで『広告の企画立案・入稿(23.2%)』『広告配信の入札設定・準備(23.0%)』『配信スケジュール調整(13.3%)』『配信後の効果測定・集計(10.8%)』となった。

また「負担となっている業務をAIで解決できると思いますか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい』と回答した。さらに「WEB広告運用にAIを導入していますか?」と質問したところ、5割近くの方が『はい』と回答した。

さらにAIを導入していない方へ、導入していない理由を聞いてみたところ、『コストが高そう(52.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『サービス内容がよくわからない(24.4%)』『有効活用できなさそう(15.9%)』『なんとなく怖いイメージがある(6.5%)』となった。

定量化しやすくなった一方で悩みも?

広告配信や内容変更がリアルタイムにでき、地域・年代・性別などの基本情報からWEB上の閲覧履歴まで細かいターゲットへアプローチできるWEB広告。いまや多くの企業が導入し、国内の広告市場でもトップクラスの規模を誇るまでに成長している。

それだけ競合とも比較されやすいため分析・改善のPDCAサイクルを繰り返し費用対効果の改善を図る広告運用担当者の業務は激務になる一方だろう。「どうすれば広告効果を最大化させられるか」と頭を悩ます担当者の姿が浮き彫りともなったようだ。


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