Google・Yahoo!広告からの電話問い合わせ・注文の成果がわかる 『コールデータバンク』がYahoo!広告 API正式版と連携

ECのミカタ編集部

コールトラッキングシステムの開発・販売を行う株式会社ログラフ(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤本勝幸、以下「ログラフ」)が開発・販売しているコールトラッキングシステム「Call Data Bank(以下、コールデータバンク)」はYahoo!広告API正式版へのAPI連携が2020年2月21日に完了し、オフラインコンバージョンの自動インポートに対応した。

同社ではコールトラッキングシステムとしては国内で初めて検索連動型広告の2大広告媒体であるGoogle広告とYahoo!広告の両方への自動インポートに対応したとしている。

「電話問合わせ・発注」の成果がわかる

コールデータバンクは、電話からの問合せや注文などの成果をWEBコンバージョンと同じように扱うことができるツールだ。電話からの問合せや注文が多い業種では広告の成果を適切に計測するためには欠かせない機能となっており、同社では特にコールデータバンクは他のコールトラッキングシステムと比較すると主要WEB広告やアナリティクスとの連携に優れているとしている。

◆機能概要
提供開始日:2020年2月21日(金)
機能内容:Yahoo!広告へのコールコンバージョン自動インポート

レポーティング工数の大幅削減にもつながる

レポーティング工数の大幅削減にもつながる

同社ではCall Data Bankについて、Google広告およびYahoo!広告の2大WEB広告媒体への自動インポート対応は国内初だとしている。また電話CVを利用した自動入札のよりスムーズな活用が可能になり、レポーティング工数の大幅削減にもつながるのも特徴だ。

同社はYahoo!広告 API正式版へのAPI連携対応の目的について次のように述べている。

「WEB広告業界の近年のトレンドは自動入札機能の活用ですが、広告媒体では計測できない電話などのオフラインでのコンバージョンが多い業種では正確なコンバージョンデータを反映することができなかったため自動入札の活用が進んできませんでした。そこでコールデータバンクでは自動入札やレポーティング工数の削減を目的としてオフラインコンバージョンのインポートに対応してきましたが、2019年11月に対応完了したGoogle広告に続いてYahoo!広告の自動インポートに対応しました。これにより広告管理画面上で電話コンバージョンの確認ができるようになり、加えて電話コンバージョンを自動入札機能に利用することが可能となります」

WEB広告の最新機能に対応

同社はまたコールデータバンク開発の背景について次のように述べている。

「インターネットで情報集することが当たり前となってきたことで、広告などの集客手段はWEBが中心となってきましたが、実際にユーザーが店舗や企業へ問合せや注文をする場合はWEB上の問合せフォームではなく『電話』が最も便利な手段として選ばれています。そのためWEBサイト上に電話番号を掲載し、問合せの窓口として『電話』を活用する店舗や企業の数は非常に多い一方で、主要なWEB広告媒体では電話の有無に関する計測にほとんど対応していないのが現状です。また、その解決策として電話からの問合せや注文などの成果を計測できるコールトラッキングシステムの開発は以前から行われていましたが、最新のWEB広告の機能に対応していない点や拠点が海外でフォロー体制が整っていないなどの問題点がありました。そこで、『WEB広告の最新機能に対応』、『高度な解析機能』、『国内生産の安定品質』を実現するためにコールデータバンクを開発しました」

また今後については、コールトラッキングシステムの計測精度の向上や高度な解析を可能とする新機能開発を行って行くとしている。

同社も述べている通り、これまでは電話での問い合わせや発注は、定量的に計測したり、WEB広告と連携させた形での解析をするにはハードルがあった。これをシステム上で実行できることになり、多くの事業体のビジネスを加速させることになりそうだ。


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