アースリボーン社が『ロジクラ』を導入 オムニチャネル戦略を支える出荷体制を構築し「FBA・RSL・自社倉庫」3つの在庫管理がスムーズに

ECのミカタ編集部

株式会社ロジクラ(代表取締役:長浜 佑樹、本社:東京都港区)の運営する在庫管理システム「ロジクラ」が、株式会社アースリボーン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柏原 晴馬)に導入された。

オムニチャネル戦略を在庫管理でサポート

ロジクラ社の運営する在庫管理システム「ロジクラ」が、生活に馴染み深い雑貨製品や最先端のガジェットなどを輸入し、販売するアースリボーン社に導入された。ロジクラ社によれば、導入によってオムニチャネル戦略を在庫管理の面からサポートするという。また今までベテラン頼りだった入出荷業務が、入社1日目の新人でも実施可能になるとしている。

ロジクラは、個人事業主から中小企業を対象にしたクラウド型の在庫管理ソフトだ。スマホを使ったバーコード検品・ピッキング、納品書や送り状の発行、追跡番号の記録まで対応。複数倉庫への出荷指示にも対応しており、在庫管理業務をまとめて効率化する。また日々の入出荷業務を行うことでリアルタイムで在庫状況がデータ化され、棚卸し業務も可能となっている。なお導入事業者は10,000社を超える。

時短と現場教育効率化を実現

時短と現場教育効率化を実現

同社のまとめるロジクラ導入によるメリットは次の通りだ。

◆ピッキング時間の短縮

導入前は、完全にアナログで、ネクストエンジンでピッキングリストを印刷して、それを担当者が見ながらピッキングをしていた。出荷作業でも紙との照合なので時間もかかり、ミスも発生していた。ロジクラを導入してからは、トータルピッキングをしてオーダーごとに梱包し、紙と照合する作業がなくなったので時短を実現。アナログ時代では1日500件の出荷も難しかったが、導入後は、1日1000件を超える日が週に2〜3日に増えた。今後も出荷量が伸びてきそうだが、問題なく対応できる見込みだ。

◆誤出荷と教育コストの削減

導入前は、アナログな作業だった為、目視確認と紙ベースでのチェック体制の為、どうしてもヒューマンエラーによる誤出荷が発生していた。ロジクラを導入してからは、誤出荷はなくなった。ロジクラで商品のバーコードを読み取ることで、機械的にピッキングや検品ができるので誤出荷がなくなる。さらに現場教育の効率化にも寄与している。急遽、派遣要員を現場に投入した時にも、ロジクラの説明が10分で終わったという。各要員が自分で使いながら覚えられるので、教育コストが圧倒的に減らせた。

「FBA・RSL・自社倉庫」3つの在庫管理がスムーズに

ロジクラは、導入の狙いと背景として次のように述べている。

「株式会社アースリボーンは、受注管理システム『ネクストエンジン』でAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au Wowma!の各ECモールの受注を管理しており、それに合うWMSを探していました。以前は出荷業務をEC事業部が担当していました、しかし社内の組織変更がきっかけで、管理部がやっていこうとなったのです。当初は、ネクストエンジンからピッキングリストを発行して出荷業務をしていました。元のEC事業部では商品を知ってる人なので簡単な作業ですが、現在の管理部は商品に詳しくないので、ネクストエンジンのピッキングリストでは足りない部分が出てきました。そこで誰でも簡単に使えるサービスを探すことになったのです。
(中略)
アースリボーンでは、現在出荷量が伸びている為、今後はエンドユーザー向けの出荷は『FBA』や『RSL』などのフルフィルメントサービスへの委託を考えています。『FBA』や『RSL』を利用することで、自社倉庫での出荷件数は減ると思いますが、会社トータルでの出荷点数は増えていきます。FBA、RSL、自社倉庫の3つの在庫管理が、これからの課題となってきます。しかし、ロジクラを使えば、自社からの出荷であれ、FBAへの納品であれ、オペレーションは同じですから、今後もチャネルが増えても問題ないと考えております。在庫管理で頭を悩ませることがなくなれば、販売戦略を考えることに注力できると思います」

ECビジネスを成功させる上でもオムニチャネル施策の推進と出荷関連業務の効率化はキーワードとなる。そうしたニーズが広がる中で、ロジクラは、在庫管理の分野で確かな存在感を発揮してきた。今回、そのロジクラは、アースリボーン社への導入を通して、さらに実績を重ね、その価値を示したようだ。

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