PayPayユーザー数が3,500万人を突破

ECのミカタ編集部

PayPay株式会社は、「PayPay」について、2021年1月4日にユーザー数が3,500万人を突破したことを公表した。

1日平均で約4.2万人が新規登録の計算

ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社の3社が共同出資するPayPay株式会社は、提供するキャッシュレス決済サービス「PayPay」について、2021年1月4日にユーザー数が3,500万人を突破したことを公表した。

これは、日本の人口の約3割、1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の総人口とほぼ同じになるという。なお、2018年10月5日にサービスをスタートして以降、1日平均で約4.2万人が新規でアカウント登録を行ったことになり、現在もユーザー数は順調に推移しているとしている。

キャンペーンなど各種施策が奏功

キャンペーンなど各種施策が奏功

PayPayでは、サービス開始当初の「100億円あげちゃうキャンペーン」を皮切りに、「ワクワクペイペイ」や「ペイペイジャンボ」など、スマホ決済だからこそ可能な独自のキャンペーンを数多く実施し、街の店舗での利用を推進する「まちかどペイペイ」など、全国でキャッシュレス化の推進に取り組んできた。

また、「PayPay」に「タクシー配車」や「ボーナス運用」など、PayPayアプリ内でパートナー企業が提供するサービスを利用できる「ミニアプリ」を搭載し、「PayPay」を「決済」アプリから「スーパーアプリ」へと進化させている。

特に昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響が広がる中、「PayPayピックアップ」などのニューノーマルに則したサービスを開始し、ユーザーや加盟店のニーズに応え、経済活動促進に取り組んだ。サービス開始から、わずか約2年3カ月で3,500万人を超えるユーザーが「PayPay」を利用しているのは、こうした各種施策の奏功があることは間違いないだろう。

決済アプリからスーパーアプリへ

決済アプリからスーパーアプリへ

今回の公表に際して、同社では次のように述べている。

「2021年は、Zホールディングス株式会社(以下、ZHD)の傘下、またはZHDが株式を保有する金融事業会社6社の社名およびサービス名が、『PayPay』ブランドへ統一されます。PayPayは、『PayPay』ブランドを冠する各社、各サービスとのシナジーを高め、金融プラットフォームとして成長することにより、ユーザーや加盟店にとって、より利便性の高いサービスを提供していきます」

「PayPayは今後も、ユーザーはもちろん、あらゆる小売店やサービス事業者にキャッシュレス決済の利便性を提供し、「現金に代わる存在」となることで、日本全国どこでも安心してキャッシュレスで買い物ができる世界の実現を目指します。さらに、『PayPay』を『決済』アプリから、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする『スーパーアプリ』へと進化させて、『いつでも、どこでもPayPayで』という世界観を醸成していきます」

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響もあり、2020年は、キャッシュレス決済へのニーズが一気に高まった。そうした中、各種キャッシュレス決済プラットフォームの間では、し烈な競争も巻き起こったが、PayPayは、頭ひとつ抜ける快進撃を達成している。引き続き、世界がコロナ禍にある中、PayPayの2021年における、さらなる進撃にも注目と言えそうだ。

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