【薬機法・景表法対策】広告表現の即時チェックツール「AD JUDGE」がリリース

ECのミカタ編集部

株式会社ADrim(本社:東京都千代田区、代表取締役:石上為将)は、薬機法違反、景表法違反から広告主、広告代理店、メディア・アフィリエイターを守る即時チェックツール「AD JUDGE(アドジャッチ)」をリリースしたと発表した。

内容チェックと代替表現の提案を即座に

「AD JUDGE(アドジャッジ)」とは、広告上の表現内容において、薬機法、景品表示法の観点から内容チェック(OK / NG判定)および代替表現までを即座にチェックできる広告表現チェックツールだ。

2020年初旬から、薬機法違反、景表法違反の事例が業界を賑わせており、大手広告代理店社員などが逮捕されるといった前代未聞の事案が発生している。

薬機法や景表法に関しては、無意識のうちに法律に違反している例が多々あることから、同社ではどのような表現が違反なのかを判断する「AD JUDGE」の開発に至ったという。

テキスト・URL・画像でチェックが可能

テキスト・URL・画像でチェックが可能

「AD JUDGE」のユーザーは、下記の方法により広告クリエイティブが景表法や薬機法に違反していないかどうかを確認できる。

◆テキストチェック
リスティング広告の原稿や、SNS広告のテキスト原稿などのチェックに利用できる。商品ランディングページだけではなく、媒体サイドでの広告の表現方法にもチェックが必要。

◆URLチェック
対象URLを入力するだけで、昨今問題になっている記事媒体のチェックや、自社ランディングページのチェックができる。

◆画像チェック
宣伝バナー、メインビジュアル制作、インフルエンサーのストーリー投稿などについて、画像上の文字解析機能を利用し、景表法や薬機法に違反していないかチェックする。

関係者はチェックツール等の活用で「自衛」を

2020年7月の「ステラ漢方事件」をはじめ、近年、広告主や広告代理店、アフィリエイターなどが景表法・薬機法がらみで逮捕・送検される事案が続出している。また、2021年8月には課徴金制度を導入した改正薬機法が施行されるなど、化粧品や健康食品等を扱う広告主や広告業関係者を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。

特に薬機法に関しては、悪意なしに作成した広告表現が法律違反となってしまうケースが後を絶たないうえ、違反だと知らなかった場合でも罰則から逃れられないという厳しい規定がある。

コンプライアンス順守や消費者保護の観点から、法令にのっとった広告制作を行う必要があるのは言うまでもない。しかしそれだけでなく、「知らないうちに法律に違反していた」ということのないよう、こうしたチェックツール等を活用しながら法律違反を未然に防ぐことは、広告主や広告業関係者の「自衛」の観点からも重要な意味を持つはずだ。

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