【速報】2022年“母の日ギフト商戦”トレンド[母の日.me、父の日.jp調べ]

ECのミカタ編集部

母の日に特化した情報メディアサイト「母の日.me」と、父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」は、2022年5月に行った「母の日・父の日に関するアンケート調査」のデータを公開した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査エリア:全国
調査主体:母の日.me、父の日.jp
調査方法:インターネットリサーチ

※1 2022年5月 母の日
調査対象:10代~60代の男女(計730名)
調査期間:2022年05月11日~05月27日

※2 2022年2月 母の日
調査対象:10代~70代の男女757名
調査期間:2022年2月18日~2月25日

※3 2022年5月 父の日
調査対象:10代~60代の男女(計620名)
調査期間:2022年05月13日~05月27日

※4 2022年2月 父の日
調査対象:10代~60代の男女(計1258名)
調査期間:2022年02月18日~02月25日

母の日を母親と過ごした人が増加

母の日を母親と過ごした人が増加

母親と一緒に過ごした人が、2021年は26.0%だったのに対し、今年2022年は34.5%と、8.5%増加。2022年の母の日に「一緒に過ごした」と回答した人からは、「コロナウイルスの感染状況が落ち着いたから」といった内容のコメントが多く聞かれた。

◆2022年の母の日「母親と一緒に過ごした」と回答した人のコメント

▷去年はコロナのこともあり、全員では集まれなかったが今年はマスクをつけながらでも皆で集まって過ごすことが出来た。

▷もともと食事会をしようと予定をしていたので家族全員で集まって食事をしました。コロナも少し落ち着いているので久々に会えた状況です。

▷コロナでなかなか会えなかったので今年は一緒に過ごし一緒にショッピングに行ったり花屋さんに行きお花を選んだり今までできなかった親孝行をしたいと思って一緒に過ごしました。

母の日ギフト、ネット通販の割合が大幅減少

母の日ギフト、ネット通販の割合が大幅減少

インターネット通販でギフトを選んだ人は35.2%と、2月の事前調査から16.6%と大きく減少した。“行動制限なし”のゴールデンウィークにより、コロナ禍でインターネットの利用を予定していた層が、他の方法でギフトを選んだ動きが反映された結果となった。また、今年の母の日は5月8日とゴールデンウィーク直後になったことも、外出での購入を後押ししたと分析している。

父の日ギフトもEC購入が減少傾向、減少幅は小さい?

父の日ギフトもEC購入が減少傾向、減少幅は小さい?

父の日ギフトに関する調査でも、インターネット通販でギフトを選んだ人は47.3%と、2月の事前調査から4.8%減少した。昨年は行動制限がある中で父の日を迎えたが、今年の父の日は行動制限なしで迎えることになる。

そのため購入方法の選択肢が大きく増え、インターネット通販での購入は減少する可能性がある。ただし母の日と違い6月には長期連休がないことから、減少の幅は小さいことが予測されるとしている。

サマリー

3年ぶりに“行動制限なし”のゴールデンウイークを迎えた2022年の母の日。今年の母の日商戦ではどのような特徴があったのか、また父の日商戦ではどのような動向があるのか調査が実地された。

調査の結果、母の日を母親と過ごした人が増加し、「コロナが落ち着いたから」の声が多数寄せられたようだ。また母の日ギフトは、事前調査に比べネット通販の利用割合が大幅に減少し、脱「コロナ禍」の兆しがうかがえる結果となった。さらに父の日ギフトでもインターネット通販での購入が減少傾向であることがわかった。ただし同社は、減少幅は小さいと予想している。

2022年の2月時点では、まだ「コロナ禍である」という認識が一般的に根強い強い状況もうかがえたが、母の日前のGWには行動制限が3年ぶりに解除され、なんらかの公的な制限がある時に比べると自由に外出や買い物を楽しむことができるようになった。今回の調査では、そのような環境変化が与えた影響や特徴について示され、EC展開を考える上でも大いに参考にできそうだ。

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