GMOリサーチ調べ、訪日中国人アンケート公開!「爆買」を引き起こせ!

日本で購入するものは、「品質がいい」「中国より安い」を理由に化粧品・香水が1位

GMOリサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、GMOリサーチが保有する中国の提携モニターで、過去3年間以内に訪日経験のある男女553人を対象に「訪日中国人の消費行動調査」(調査期間2015年3月27日〜3月31日)を実施。その調査結果を6月1日に発表した。

GMOリサーチの調査結果によると、訪日前に日本に期待していたのは、「自然・景勝観光」(67.8%)、「日本食を食べる」(66.7%)、「ショッピング」(66.7%)。実際にしたことは、「日本食を食べる」(68.7%)、「ショッピング」(67.4%)、「自然・景勝観光」(59.4%)だった。上位の「日本食を食べる」「ショッピング」については、実際に日本に訪れることで行動を後押しされた人が少なからずいることがわかった。一方で、「日本の歴史・伝統文化体験」については、期待した人が58.2%と多かったのに対し、実際に行ったのは42.6%と15ポイント以上の差があり、日本の歴史や伝統文化との接触機会が持てていない結果となった。

訪日の際に購入したものは「化粧品・香水」(66.7%)、「カメラ・ビデオカメラ」(52.2%)、「電気製品」(51.9%)、「服・かばん・靴」(50.0%)。日用品よりも嗜好品、贅沢品にカテゴライズされる商品が上位3位を占めた。どのように販売店舗の情報を収集したかについては、最上位の「化粧品・香水」は、「知人が教えてくれた」(35.1%)、「検索エンジンで調べた」(28.2%)、「旅行情報サイトで見た」(25.8%)と続く。また、購入決定理由については、「品質がいいから」(51.2%)、「価格が手頃・自国より安いから」(41.9%)、「お土産にいいから・頼まれたから」(39.5%)となった。

GMOリサーチは、この調査は、中国人旅行者のインバウンド需要の高さを示し、今後のさらなる高まりが期待できる結果となったと総論としてまとめている。また、今後、中国人旅行者の訪日およびインバウンド消費をさらに後押しするためには、旅行前の情報収集に活用できる中国人向けWebコンテンツの充実をはかるとともに、訪日時に日本製品のコストパフォーマンスの高さをアピールし、質の高い製品・サービスを提供することで、旅行後の口コミにつなげていくことが重要だとしている。