三越伊勢丹の高貴なギフトで革新起こす!店長のホンネ#7

石郷“145”マナブ

三越伊勢丹が商品提供を行い、ギフト。商品力の高さが売りの一つ
三越伊勢丹のおなじみのラッピングが一層の上質感を演出
高品質、上質感を持ったサービスながら、スマホで簡単にできてしまう

三越伊勢丹のギフトの伝統とアプリの遭遇!「Anny now」

 今日の「石郷“145”が行く!店長のホンネ」(第7回)は新感覚のギフトEC「Anny now」を運営するトレンダーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 岡本伊久男 以下、トレンダーズ)にやってきた。出迎えてくれたのは、エバンジェリストの成井五久実さんと編集長の鈴木美波さん。トレンダーズの中でも先進的で、サービス開発及び次世代型エンジニアの育成を目的として設立されたインキュベーションラボ「Between Life n Tech」に彼女達はいる。「Anny now」は、株式会社三越伊勢丹(本社:東 京都新宿区、代表取締役執行役員:大西洋 以下、三越伊勢丹)が商品提供を行い、ギフトにイノベーションを起こそうという、意欲的なプロジェクトなのである。

 そもそも、なぜ三越伊勢丹と手を組んだのか。これには「Anny now」のターゲット層である28~32歳の女性の気持ち見え隠れしている。成井五久実さんは、こう話す。「この世代の女性は、結婚や出産、転職など、人生にまつわる大きなイベントごとが極めて多い。ところが、ギフトを“きちんと”贈ろうとすれば、新宿伊勢丹など百貨店まで出向いてものを吟味して…ということが必要です。一方で、仕事も充実の時に入り、その多忙な女子にそれが簡単にできるかというとそうでもない。かといって、インターネット通販で買って贈ろうにも、肝心のラッピングがダサい、といったことが少なくないんです」。

伝統や格式を重んじつつも、手軽でライトなギフトアプリ。

 何を贈るかは贈り主のセンスであり、自分を端的に表すシンボリックなものである。であれば、女性がスマホで簡単かつスタイリッシュに使いこなせて、かつ格式高いものを。そういう発想へ至るのは自然な流れだ。そこに三越伊勢丹との連携は欠かせない、と考えたのだ。「Anny now」の商品群は実際に三越伊勢丹が提案しているものであり、ラッピングは歴史と伝統を彷彿とさせる三越伊勢丹のお馴染みチェック柄の包装紙によりなされ丁寧に送り届けられるからだ。

 それでいて、アプリを開いてから購入までの流れは簡単だ。何かの合間に、できてしまう。誕生日、結婚、出産などプレゼントのシーンを選び、そこで価格帯を3つの中から選ぶ。価格帯ごとに幾つか商品が用意されているので、そこから贈り主は更にもう一段階贈りたいと思うものをセレクトする。それだけだ。

 何気ないことだが、この流れすらも、ギフトにありがちな、贈り主の「贈りたいもの」と受け取る相手の「欲しいもの」のギャップが生まれることのないように、と配慮されたものだ。上記の過程を辿れば、贈る側から「何を贈りたいか」をセレクトし、受け取る側は自分の「欲しいもの」を選ぶことができる。これで、極力両者のずれはなくなる。あとは、スマホにある写真などを添えて、デコレーションされたメッセージを、LINEやメールでライトに贈る。そこには、URLがついており、受け取る側は、そのURLで飛んだサイト上で、欲しいものを選ぶ動作の中で、住所を入力するだけで届く。伝統とこのライトな感覚の化学反応こそが、このサービスの真骨頂と言えよう。

ギフトで時代を走るトレンダーズの姿勢に三越伊勢丹も期待

 また、トレンダーズでは、このアプリをつくる一方で「Anny magazine」というギフトに特化したキュレーションマガジンも先行して立ち上げている。とても洗練された雰囲気を醸し出すが、ここで最も意識していることは、ずばり「商品の選定」と編集長の鈴木美波さんは言う。そして、「何かしらのストーリー性があって「これはいい!」とユーザーがすぐに行動したくなったり、他の人に教えたくなるというものであれば、それはきっとギフトに繋がる。」と続けた。そのモチベーションをそのままに、Anny nowのアプリへと誘い、その楽しい気持ちを実践するというわけだ。

 トレンダーズというと女性向けのサービスのPR会社というイメージが強く、あくまで企業のサポーターであり裏方。どちらかというと「これ!」という形あるものを提供している印象はそれほどない。「Anny now」を展開することは、これから自らも売り場も提供し、情報を発信していくんだ、という強い意気込みを感じる。その拠点と言える「Between Life n Tech」も活気のある刺激的な空間で、どんなサービスが飛び出すのか、わくわくしたのも事実だ。

 三越伊勢丹もトレンダーズがこれまで若い女性の気持ちを掴みビジネスに変えてきたその力に期待しつつ、一見すると矛盾する“ライト”で“重量感”のある、そんなカジュアルな伝統格式のあるサービスで、自分たちのできなかった新たな市場の開拓を夢見ている。形は違えど、今も昔も、トレンダーズは女性に新しい風を送り込むトレンドそのもの。Anny nowは、ギフトを通して、女性にどんなトレンドをもたらすのか、僕はそれを期待したい。

企画・編集 石郷“145” マナブ


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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