GMO-PG、台湾の決済代行会社Newebと業務資本提携

ECのミカタ編集部

100万米ドル出資で中華圏における事業展開を加速
Newebの各種決済サービスの日本展開を推進
台湾のEC市場は毎年2桁成長を続けており、今後も更なる成長が期待される

成長を続ける台湾EC市場で事業展開を加速

GMOインターネットグループで非対面クレジットカード等の決済事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下「GMO-PG」)は台湾の大手決済代行会社であるNeweb Technologies Co., Ltd.(以下「Neweb」)との業務提携を強化するべく、2015年8月7日に「GMO Global Payment Fund(以下「GPF」)」より100万米ドル(約1.2億円(8月17日レート))の出資を行ったことを8月19日に発表した。

GMO-PGは現在、シンガポール・香港・マレーシア・タイの5拠点に現地法人等を設立している。また、2014年3月からNewebと業務提携し、海外決済サービス「GMO-PG Global Payment」を台湾で提供している。このサービスは海外に現地法人を設立し、本格的に海外展開を図る日本のEC事業者向けの海外決済サービスだ。各国の現地通貨でのクレジットカード決済に加え、現地のニーズに応じた決済手段をまとめて提供している。

台湾のEC市場は毎年2桁成長を続けており、2015年には約1兆台湾元(出典:台湾産業情報研究所、中華民国 経済部)(約3兆8,000億円/1台湾元=3.8円換算)に達すると予測されるなど、今後もさらなる成長が期待されている。

そこでGMO-PGは、台湾を含む中華圏での事業展開を加速するべく、今回の提携強化を行った。これにより、「GMO-PG Global Payment」の更なる販売拡大や、GMO-PG加盟店が扱う商品の台湾向け販売支援の強化に加え、Newebの各種決済サービスの日本展開などを中長期的に推進していく。

Newebは台湾の大手決済代行会社で、有名大手ECサイト、音楽配信サイト、転職サイトなど台湾の多くの主要サイトに決済サービスを提供している。加盟店数4,000店舗の実績と経験豊富な経営陣のもと、決済サービス提供のほか、台湾の銀行向け決済ソリューション提供、中国消費者向けネット販売支援などを展開している。

一方、GMO-PGは、ネットショップやSNS、スマートフォン上で展開するコンテンツなどの非対面販売型の事業者、NHKや定期購入など月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など5万7,000店舗を超える加盟店に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供している。


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