千趣会、ソニー美濃加茂跡地に物流センター

陸・海・空のアクセス拠点

株式会社 千趣会は12月25日、岐阜県美濃加茂市にあるソニーイーエムシーエス株式会社の工場跡地を取得、新物流センターを建設すると発表した。稼働開始は2015年上半期を予定している。

製造業からサービス業への人材シフト、絶対数は不足

1月16日には岐阜県の古田肇知事が記者会見。従業員数は200~300人を見込み、恒常的な雇用を想定。外国人の採用も検討しており、地域内での幅広い雇用を期待できるとしている。

地元では、2013年3月末に閉鎖されたソニー美濃加茂で失われた2,600人の従業員の雇用を補うには不十分との声が上がっている。この地域に限ったことではないが、1企業に依存する地域振興には限界がある。

千趣会は1955年に、こけしの頒布から始まった長い歴史を持つ。現在もウーマン スマイル カンパニーをテーマに、独自の存在感を示している。

地方としても時代に合わせ、優れた立地など個別の特性を生かして付加価値を高めていくことが将来につながるカギだ。