名前晒さずフリマ出荷!メルカリに援軍「ヤマト運輸」

利根川 舞

記者の論点:利用者数はますます増加しているが、このような匿名配送サービスにより、これまで利用に踏み出せなかった層の獲得が可能となる。

ヤマト運輸との連携で住所無しで配送可能!

 フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリ(以下「メルカリ社」)は、昨年9月より一部対象者に試験運用していた「らくらくメルカリ便」の匿名配送サービスをすべてのユーザーに提供することを発表した。

匿名配送サービスは、出品者・購入者ともに互いの住所や氏名などの個人情報を伝えることなく配送ができる安心・安全な配送サービスだ。「らくらくメルカリ便」の利用時には、配送ラベルに互いの個人情報が記載されることなく、荷物が配送される。

昨年よりスタートした「らくらくメルカリ便」では、伝票に住所や氏名を記入しなくても、アプリ上で配送手配が完結し、配送にかかる手間を大幅に解消できるようになり、ユーザーから高く評価されている。一方で、かねてより「見ず知らずの人に住所を伝えるのが不安」という匿名配送への要望があり、昨年9月から試験運用期間を経て、対応の準備ができたため全てのユーザーへ提供を開始することとなった。

匿名配送サービスでは、メルカリとヤマト運輸が住所等のデータを連携することで、送り状に出品者と購入者の互いの住所が記載されていなくても、荷物を送ることが可能となった。

メルカリのユーザーは、商品の配送方法として「らくらくメルカリ便」の利用を選択するだけで利用が可能となる。また、匿名配送を選択することによる追加の料金は発生しない。なお、「らくらくメルカリ便」以外の配送方法を選択した場合や支払い完了後に「らくらくメルカリ便」に変更した場合は匿名は移送サービスの利用はできない。

「らくらくメルカリ便」は、出品時の価格を決めやすい、全国どこから発送しても同一の料金設定で、メルカリが料金の一部を負担することで、ヤマトの通常送料より最大69%オフの低料金で利用することができる。

また、アプリ内で発行されるQRコードを店頭端末「ネコピット」で読み込むと自動で伝票が印刷されるため、伝票を記入する手間がかからない。

そして、「らくらくメルカリ便」を利用したユーザーには、配送を含めてメルカリが取引をサポートしする。配送状況がいつでも確認でき、また配送時にトラブルが発生した場合には、メルカリが商品代金を全額補償する。

現在、「らくらくメルカリ便」の受付はヤマト運輸直営店のみであるが、「ヤマト運輸セールスドライバーによる集荷」「コンビニエンスストアでの発送の受け付け」も順次対応予定だという。

メルカリをはじめ、多くのフリマアプリがリリースされており、フリマアプリの利用者はどんどん増えている。フリマアプリには、安全に取引ができるような配慮がなされているが、それでも見ず知らずの人に住所を教えることに抵抗があり、フリマアプリを利用するのに気が引けるという人もいるに違いない。しかし、こういった匿名配送サービスのが普及していけば、フリマアプリユーザーはますます増えていくに違いない。

そして、それと同時に、フリマアプリが隆盛を極める中において、他社との差別化をどうはかるかは重要なポイントだ。だからこそ、メルカリが今回のヤマト運輸との連携で、匿名でできる要素を取り入れることは、他社に差をつける上で、大切な取り組みだと考えてよいだろう。

記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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