お料理教室のECサイトが18社の中から選んだ物流倉庫。流通サービスのシステムと熱意に迫る

ECのミカタ編集部 [PR]

左:一般財団法人ベターホーム協会 理事長 大塚 義幸氏
中央:一般財団法人ベターホーム協会 理事 商品事業部 兼 食文化事業部 部長 永山 絵子氏
右:株式会社流通サービス 営業本部 第一営業部 次長 小松 薫氏

物流業務には、効率化のためのシステマティックな業務フローの構築も重要だが、それだけでは完成された物流オペレーションができるわけではない。スタッフの熱意と誠実な取り組み姿勢も物流の品質を左右する。優れた対応力で物流業界の寵児となった株式会社流通サービス(以下、流通サービス)は、まさにシステマティックな側面とスタッフの人間力の両輪で躍進を続ける物流会社だ。

2016年8月からBtoC物流を担うこととなった一般財団法人ベターホーム協会の理事長 大塚 義幸氏、同 理事 商品事業部 兼 食文化事業部 部長 永山 絵子氏をお迎えし、株式会社流通サービス 営業本部 第一営業部 次長 小松 薫氏に鼎談していただいた。

発足55周年を迎える“食”の消費者教育機関「ベターホーム協会」

発足55周年を迎える“食”の消費者教育機関「ベターホーム協会」   ベターホームのECサイト(https://net-shop.betterhome.jp/ec/

――ベターホームの事業内容などについてお教えください。

永山 1963年の創立から、今年で55周年を迎えますが、一貫して“食”に関する消費者教育活動を行なっています。現在、全国17拠点で展開する料理教室が事業の柱のひとつとなっており、延べ230万人超の方々にベターホームの料理教室をご利用いただいています。しかしそれだけではなく、1970年に、実用料理書「かあさんの味」を発行して以来、出版事業も展開しています。その後に、家庭で使える調理器具の開発・販売なども手がけています。

現在、EC・通販事業では、料理教室の先生の声を反映した調理器具の開発・販売のほかに、食材の販売なども行なっています。特に近年では、食の安全性が問題になっていますので、安心・安全な食材の開発・販売に注力しています。取り扱いアイテムとしては、季節商品なども含めると500〜600アイテムほどもあります。

基幹システムの改修に伴い、物流会社の見直しに着手。全18社の候補の中から勝ち残った「流通サービス」

基幹システムの改修に伴い、物流会社の見直しに着手。全18社の候補の中から勝ち残った「流通サービス」   一般財団法人ベターホーム協会 理事長 大塚 義幸氏

――物流会社を見直すきっかけは何だったのですか?

大塚 それまで使っていた基幹システムがだいぶ古くなってきたことで、セキュリティー面や使い勝手の面で、いろいろと課題が出てきていました。そこで、2015年に基幹システムの全面改修が決定し、2016年8月に新システムに移行することになりました。そこに合わせて、いくつかの拠点に分散していた物流を一元的に集約して、“在庫の見える化”も推進しようということになり、物流会社の見直しも同時にスタートしたのです。

――物流会社の見直しに当たっては、どのような検討をしたのですか?

永山 お取引先様からご紹介をいただいたり、物流関連の展示会に参加したり、またECのミカタのマッチングサービスを利用したりして、18社の候補を選び出し、段階的な検討を重ねて、最終的にはマッチングサービスを通じて候補になった流通サービスさんにお願いしようということになりました。

 最初の18社については比較表で検討し、ある程度絞り込んだ上で、実際に現場を見学させていただき、その中の数社から具体的なご提案をいただくという流れでした。

――流通サービスに決定した要因はどのようなものだったのですか?

永山 流通サービスさんに決定した要因はいくつかありますが、ひとつには、独自の倉庫管理システムの秀逸さがあります。1時間に1500件の出荷ができるというシステムがとても魅力的でした。また、現場を見学した際に、スタッフの方々の表情が明るくて、皆さんキビキビと働いていました。そして営業担当の小松さんも、こちらから問い合わせをした時のレスポンスの速さと、問い合わせに対する回答内容の的確さも、“任せられる”という印象につながりました。

小松 当社に決定したというご連絡をいただいた時は「やった!」と思いましたが、そうした喜びは一瞬のことでしたね。ベターホームさんに限らず、企業にとって物流会社を変更するというのはとても大変な意思決定です。物流が失敗したら、その企業自体が顧客からの信用を失うことにもなりかねません。ですから、何が何でもプロジェクトを成功させなければならないという重責を感じました。

   株式会社流通サービス 営業本部 第一営業部 次長 小松 薫氏

――移管プロジェクトはスムーズに進んだのですか?

小松 当社にお決めいただいたのが2016年5月で、新システムの稼働がその年の8月だったので、実質3ヶ月程度しか時間がなく、とても大変でしたね(笑)。

永山 まったく問題がなかったわけではありませんでした。新システムに対応した払込用紙の作成でトラブルが発生し、このままでは8月の新システム移行に間に合わないのではないかという事態になりました。理事長にも「間に合わないかもしれない」という報告をしたほどです。

大塚 その時は、報告を聞いて叱りつけました。状況はともかく、プロジェクトの中心人物が「間に合わない」と弱音を吐いたら、本当に間に合わなくなります。しかし、不退転の覚悟で臨めば解決できることもある。そこで喝を入れたわけです(笑)。

永山 なんとかしなければ、ということで小松さんにご相談したのですが、緊急招集会議で、小松さんが解決策をご提示してくれて。その対応力のおかけでなんとか間に合わすことができました。

大塚 まさに関係者がひとつのチームになった瞬間でしたね。みんなで頑張ったことで、プロジェクトを遅延させることなく、無事に移行できて何よりでした。

流通サービスに任せて、大きくコスト削減に成功。サービスの向上にもつながる

流通サービスに任せて、大きくコスト削減に成功。サービスの向上にもつながる   一般財団法人ベターホーム協会 理事 商品事業部 兼 食文化事業部 部長 永山 絵子氏

――流通サービスに物流を移管した効果はどうでしたか?

永山 一番大きかったのは、大幅なコスト削減ができたことですね。流通サービスさんは、作業単価が明確で、金額についても納得感のあるものをご提示いただけました。例えば、ギフト包装をどうするか、という課題についても、Aパータンなら××円、Bパータンなら△△円。単価の違いは、それぞれの作業手順の違いが要因で、実際の作業時間を測定した上での結果だと詳細に説明していただけました。流通サービスさんからいただく請求書も非常に細かく記載されていて、それらのひとつひとつについて、聞けば明確に答えが返ってきますし、根拠がはっきりしています。こうしたやりとりをしていく中で、私どもとしても、コストに対する意識が高まり、それが結果的に無駄なコストの削減につながっていきました。

また、コストの見直しに合わせて、お客様に対して本当に意味のあるサービスがどういうものかを考えるきっかけとなり、結果的にサービス品質の向上にもつながりました。これも流通サービスさんにお願いするようになった効果だと思っています。

それと、何か問題が発生した時の臨機応変の対応にも満足しています。少々無理を申し上げても、気持ちよく対応してくれるので、それが大きな安心感につながっています。

小松 お褒めいただき、ありがとうございます。当社が物流をお手伝いする時の基本スタンスは、“お客様と一緒に成長する”ということです。1日10件のお客様もいれば、1日数万件のお客様もいます。私たちは常に、お客様のステージに合わせた物流ソリューションを提案することを重要視していますが、同時に、例えば今300件のお客様を、将来的に500件になってもらうためにどうすべきか、という視点で物流業務に取り組んでいます。

ベターホームさんに成長していただくために、私たちができることを真摯にやる。その結果、お客様に成長していただければ、それに伴って私たちも成長できると考えています。

永山 現在は、EC・通販の配送をお願いしていますが、今後は全国17拠点の料理教室への配送業務もお願いするつもりです。将来的には、55年間、料理教室を運営し続けたノウハウをもっと広くお伝えできるツールや商品を開発したいと考えています。そうした新商品・新事業に伴う物流業務も、ぜひ流通サービスさんにお願いしたいと考えています。

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