『豌豆公主(ワンドウ)』白鳩の商品販売を開始。中国経済への越境ECの影響拡大

ECのミカタ編集部

 中国向け越境 EC プラットフォーム「豌豆 ワンドウ プラットフォーム」を運営する、Inagora(インアゴーラ)株式会社(東京都港区、以下「インアゴーラ」)は、インナーウェアの e コマースを展開する株式会社 白鳩(京都府京都市、以下「白鳩」)が、 7 月 6 日(木) より、『豌豆公主(ワンドウ)』にて商品販売を開始したことを発表。

 約 10,000 品番、140 ブランドと多種多様なインナーウェアの eコマースを手掛ける白鳩は、中国の EC プラットフォーム「天猫国際」への独自出店等により、日本のインナーウェアを中国に展開してきた。中国市場でのさらなる事業の伸長を目指す中、インアゴーラのビジネスモデルを活用することによる効率性を高く評価し、 『豌豆公主(ワンドウ)』 へ出店する運びとなった。 『豌豆公主(ワンドウ)』 では、既に天猫国際にて出品している機能性下着等の人気商品のほか、 『豌豆公主(ワンドウ)』 の主な顧客層である 25~35 歳 の女性を対象とした、ワコールやトリンプ等の商品ならびに白鳩とのコラボレーションによるオリジナル商品等を販売する。

  『豌豆公主(ワンドウ)』 は中国ユーザー向けショッピングアプリで唯一の日本商品特化型サービス。 2015年8月のリリース以来、流通総額を急速に伸ばしており、 取り扱い商品数は中国で既に人気のアイテムから中国ユーザーの認知度が低い商品まで約27,500商品(2017年6月現在)で、 多岐にわたるカテゴリの商品を取り揃えている。 日本企業は初期費用・固定費が無料で出店ができることから、中国で既に人気の商品からまだ中国ユーザーの認知度が低い商品まで約27,500 商品(2017 年6 月現在)もの多岐にわたる品揃えを実現しており、人気の要因の1つとなっている。

 『豌豆 ワンドウ プラットフォーム』とは、 日本のメーカーと中国の消費者を結ぶため、日本企業が海外進出を検討する際に必ず課題となる「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」のすべてを解決する、ワンストップソリューション型の B to B to C 越境EC プラットフォーム。

 日本企業と中国人ユーザー間の文化的ギャップ を吸収するため日本企業と「出店」または「仕⼊れ」のモデルにて提携し、当社が初期費用・固定費ゼロで中国ユーザー向けに商品の翻訳、物流、 決済、マーケティング、顧客対応、他(多)チャンネル展開などの全工程を代行するため、日本のメーカーは当社の日本国内倉庫に商品を配送するだけで、国内 EC ショップを1店舗追加するよりも簡単に、巨大な中国市場に進出することができる。

中国経済への越境

 近年、中国経済の発展が著しい。人口も多く、市場としてはかなりの可能性を秘めていたが、これまでは言語や物流の壁に阻まれなかなか進出し難いのが実情であった。しかし、『豌豆 ワンドウ プラットフォーム』はそれらの障壁を全て越え、中国経済への参入のハードルを大いに下げた。停滞気味な日本経済の中だけではなく、その何倍もの規模である中国経済にアクセスできるようになったのだ。

 インターネットにより世界各国との様々な境界線が薄くなってきた昨今、越境EC プラットフォーム等のサービスを利用した中国経済への進出は、現実味を持った選択肢として日本企業に浸透していくだろう。日本経済だけをターゲットにする必要は、もはやなくなったのだ。

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