ピップ、『豌豆公主(ワンドウ)』にて商品販売開始。越境ECを制する者が今後のECを制する

ECのミカタ編集部

 中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営する、Inagora(インアゴーラ)株式会社(東京都港区、以下「インアゴーラ」)は、2017年7月1日(土) より、医療衛生用品などの卸販売及びピップエレキバンなどの自社開発商品の製造・販売を行うピップ株式会社(大阪府大阪市、以下「ピップ」)と、インアゴーラが開発・運営する中国消費者向け越境ECショッピングアプリ『豌豆公主(ワンドウ)』およびワンドウプラットフォーム上での商品販売を開始した。

 HBC(Health=ヘルスケア商品、Baby=ベビー用品・マタニティー用品、Comfort=生活を快適にする商品)を核にウェルネスビジネスを展開するピップは、これまでも専門性を極めWELLNESS(心身の健康)のトップ企業として新商品の開発、健康で快適な生活をおくるための商品・サービス・情報をより早く、より正確に利用者に提供することに注力してきた。

 インアゴーラは、「ショッピングに国境はない。」という考えのもと、中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を構築・運営し、ブランドストーリーやユーザーの口コミ、商品の使い方やライフスタイル提案等の「情報の越境」に注力することで中国人ユーザーに良質な日本製商品を提供している。

 今回インアゴーラが中国消費者に対して掲げる「情報の越境」に対する様々な取り組みや、ビジネスモデルとその体制にピップが深く共感し、越境ECに関する協業を開始することとなった次第。

 『豌豆公主(ワンドウ)』は中国消費者向けショッピングアプリ唯一の日本商品特化型サービス。中国で既に人気の商品からまだ中国消費者の認知度が低い商品まで約27,500商品(2017年6月現在)もの多岐にわたる品揃えを実現しており、人気の要因の1つとなっている。

 日本商品特化型であることから商品を単に陳列して販売するだけではなく、企業ブランド・商品の詳細情報や、商品の使い方や利用シーンなど、日本のライフスタイルそのものを提案する動画・記事コンテンツを提供したり、アプリ内のSNS機能(プリンセストーク)により、ブランドイメージや商品をより拡散・浸透させていくこともできるため、『豌豆公主(ワンドウ)』から新たなヒット商品も続々と誕生している。

 今回の協業においては、ベビー用品などの商品を500種類、主に20~30代の子育て女性をターゲットに展開する。また、インアゴーラが運営する『豌豆公主(ワンドウ)』での販売に加え、B2B事業として、インアゴーラが提携する中国大手ECプラットフォームでの商品展開や、wechat公式アカウントやライブアプリなどで活躍中のKOLの販売を目的とした卸売事業等を協業展開する。

越境ECを制する者が今後のECを制する

 インアゴーラはこれまでも、カゴメやサマンサタバサジャパンリミテッドなどの有名企業と次々協力体制を組んできた。

参考①Inagoraの力を借り、カゴメが海外へ羽ばたく。販売・マーケティングの協業を開始 https://ecnomikata.com/ecnews/14885/
参考②『豌豆公主(ワンドウ)』、サマンサタバサジャパンリミテッドの商品販売開始。新中流階級の勢い https://ecnomikata.com/ecnews/15183/

 そして今回、ピップの商品販売を決定。 豌豆(ワンドウ)プラットフォームの勢いはとどまるところを知らない。今後もこの勢いに気づいた有名企業が続々と協力体制を取り、越境ECに参入してくるはずだ。この越境ECへの流れにいち早く乗り、海外市場へと進出していくことがEC業界を制する道へと繋がっているのだ。

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