Amazon、プライベートブランドを拡充。自宅で何でも揃う時代は目の前に?!

ECのミカタ編集部

総合オンラインストアAmazon.co.jp(以下、Amazon)は、プライベートブランドの消費財カテゴリーを強化すると発表した。食品や日用品などを幅広く扱うブランドを新たに展開し、より顧客にとって手ごろな商品を提供する。

Amazonは、日本の消費財カテゴリーにおいては2016年に初めてのプライベートブランドを導入後、日用品・食品に特化したブランドを徐々に導入している。プライベートブランドを強化していくことの価値は。

Amazonの想い

アマゾンジャパン合同会社(本社:東京都目黒区/代表:ジャスパー・チャン)のバイスプレジデント・前田宏氏は、この取り組みはAmazonの「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」というミッションに基づき、「地球上でもっとも豊富な品揃えを実現する」という目標のためにおこなわれたことを述べている。

現在、Amazonアカウントを持っている人なら誰でも購入できるプライベートブランドとして、食品に特化した「Happy Belly」、日用雑貨・清掃用品を提供する「Presto!」、育児用品がメインの「Mama Bear」がある。

プライムデーにも登場!Amazonプライムも強化

プライベートブランドの中には、Amazonプライム会員限定のブランドも存在している。

6月に導入した食品・日用品を幅広く手ごろな価格で提供する「SOLIMO」は、7月31日まではAmazonプライム会員のみに限定販売される。

さらに、プライム会員限定のビッグセール、プライムデーにも限定ブランド商品が登場。Amazonプライムをより強化していこうという取り組みだ。

Amazonプライムで豊かな生活を

Amazonが消耗品に特化したプライベートブランドを拡充させていく、それもプライム会員限定のものを設けていく背景には、どんな意図があるのか。もちろん、プライム会員でなくとも、Amazonのアカウントを持っていれば購入できる日用消耗品は多い。

しかし、Amazonプライム会員となれば、それらのプライベートブランドの商品がより安く、より幅広く手に入る可能性も広がるし、生鮮食品や日用品を一か所でそろえることができる「Amazonフレッシュ」の会員になることもでき、月額数百円を多く払うだけで、むしろ配送料などの細かなコストを削減できるというメリットがある。

特に、小さな子供を抱えて身動きがとりにくいご家庭では、家に居ながら食品やベビー用品をそろえられるのは大きいだろう。

Amazonプライムといえば、映画やテレビが見放題となることでも話題だ。自宅でテレビや映画を楽しみながら、食品や日用消耗品をそろえることができてしまうシステムが構築されつつあるのだ。

そして、これまでは店舗にいって買い物をすることに使っていた時間を、別の何かに使うことができる。Amazonプライムの普及は、ECが確実に人々の生活を豊かにしているということの証だろう。


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