「ZOZOTOWN」「WEAR」月間アクティブユーザー数2,000万人を突破

株式会社スタートトゥデイは、同社が運営するファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)および、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」(ウェア)両サービスでの累計登録会員数が1,000万人、月間アクティブユーザー数が2,000万人を突破したことを発表した。

ショッピングサイトのイメージを変えた「ZOZOTOWN」


アパレルに関するネット通販へのネガティブなイメージや、実際の店舗で手にとって買い物したいという概念が強かった2004年、ショッピングサイト
「ZOZOTOWN」は誕生。完成度の高いショッピングサイトフォーマットの一つを作り上げた。
社員が自ら商品を身につけたモデルとして並ぶ商品写真、メーカー毎に異なっていたサイズを同サイト独自規格での統一、物流を見直し自社内で一貫した効率化、TwitterやSNSとの連携、バイヤーの情報発信やキュレーション、アウトレット販売と、常に利用者視点で改善と対応を行い会員を増やしてきた。

2010年にはヤフー株式会社と業務提携を行いYahoo!ショッピングから「ZOZOTOWN」の検索が可能になり、Yahoo!JAPAN IDでのログイン、Yahoo!ウォレット決済、Yahoo!ポイントの利用が可能となった。
また、2011年にはソフトバンクと香港に合弁会社を設立し、中国でのECビジネスに進出し「ZOZOTOWN CHINA」と、旗艦店をタオバオモール内にオープン。更に韓国最大のショッピングサイト及びeBay Auctionを運営する「eBay Auction CO.,LTD」と業務提携し韓国にも「ZOZOTOWN」をオープンさせた。

コーディネートアプリの革命「WEAR」


同社が昨年公開したファッションコーディネートアプリ「WEAR」は「WEAR FOR CONNECTION」をテーマに、モデルやタレント、ショップ店員、一般人など自分の着ている服やコーディネートされた姿の写真をアップロードから、投稿された服やアイテムなどの商品データを知ることができるというものだ。
お気に入りの人をフォローする機能を備え、最新情報やその日のコーディネートをいち早く知ることができるなど、コーディネートのキュレーション要素が強いSNSとも言える。人気のショップ店員や芸能人などのコーディネートノウハウは、ファッションに敏感なら多くの人が気になり、参考にしたいという気持ちとなるだろう。実際、人気有名人のフォロワーは数十万人に登るという。
「WEAR」にはバーコードスキャン機能も備えており、実店舗などで気になったアイテムのバーコードをスキャンすることで、その商品の詳細情報やコーディネートする人々の投稿など、関連情報とECサイトでの購入という誘導もある。

関西エリアでも即日配送サービス開始


同社は従来首都圏エリアで行っていた即日配送サービスの対象エリアを、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県を含め関西エリアに11月1日より拡大したことを発表した。
将来的にはアパレルショップと協力し店舗から直接発送するなど、全国区での即日配送実現を検討する。同社の出荷件数全体の50%以上を即日対応することとなった(関西エリアは約16%、首都圏エリアは約35%)今回のエリア拡大。

同社の利用者目線での改革は、アジアへの「WEAR」進出も合わせ、更なる登録者数の増加、国内でのサービス向上が予想され、今後も目が離せない。



-編集部-