Amazon決済導入店舗急増?「もしも」でサービス開始

利根川 舞

記者の論点:ネットショップ構築サービスに導入されたため、一度に多くのショップが「Amazonログイン&ペイメント」を導入することができるという点がポイントだ。

スマホからの購入を促進する「Amazonログイン&ペイメント」

 国内最大級のドロップシッピングサービス「もしもドロップシッピング」を運営する株式会社もしも(以下「もしも社」)は、「もしもドロップシッピング」で構築されたネットショップの決済対応に、総合オンラインストアAmazon.co.jp(以下「Amazon」)アカウントでログインと決済ができる「Amazonログイン&ペイメント」の無料提供を開始した。

「Amazonログイン&ペイメント」はAmazonアカウントに登録されている住所や支払い情報などの利用を許可することで、商品購入時の手間を簡略化させることができ、ネットショップにとっては商品購入時の手続きの利便性が向上するため、コンバージョンを高めることが期待できる。

「もしもドロップシッピング」は『「わたしのお店」がある暮らし。』をテーマに、個人が在庫を持たずにネットショップを運営できるサービスだ。現在、「もしもドロップシッピング」で構築されたショップでの商品購入は約53%がスマホからとなっている。Amazonアカウントを保有するユーザーが来店した際に入力の手間を減らすことで、購入率を高めることが期待できる。

もしも社は同サービスの継続的な利用とユーザーへの安定的な利便性提供のため、会員向けに新たに「Amazonログイン&ペイメント」に関するガイドラインを設けた。「もしもドロップシッピング」の会員であるショップオーナーは、もしも社が許可する表記・パーツであれば「Amazonログイン&ペイメント」対応の表記を利用できる。

また、もしも社が提供する無料で100ショップを作成できるショップ作成ツール「ショップできすぎくん」の支払い方法欄には「Amazonログイン&ペイメント」表記が自動で表示される。ショップオーナーが作成するネットショップの信頼性を高め、利便性を備えることで、売上げ向上を目指し、ショップオーナーをサポートしていく。

「コレカゴplus」でも「ログイン&ペイメント」提供!

「コレカゴplus」でも「ログイン&ペイメント」提供!

また、本日よりテコラス株式会社(以下「テコラス」)が提供するネットショップ構築サービス「コレカゴplus」でも「Amazonログイン&ペイメント」が提供開始された。

「Amazonログイン&ペイメント」導入によって、ネットショップの使いやすさ・運用効率を重視した”1ステップのカンタン設定・導入”、”運用時の売上処理、キャンセルの自動反映”機能が「コレカゴplus」の特徴に加わる。

加えて、商品購入時のAmazonアカウント情報を利用して簡単に会員登録できるようになるため、顧客の会員化も促進でき、「コレカゴplus」の会員向けセグメント機能や販促機能を用いた商品ページ・バナーの出し分け、会員限定のセールやクーポン、会員ランクに応じた割引といった、会員向けサービスも活用しリピート顧客の増加が見込める。

これまでも様々なショップで「Amazonログイン&ペイメント」が導入されてきたが、今回「もしもドロップシッピング」や「コレカゴplus」で「Amazonログイン&ペイメント」が導入されたことにより、一度に多くのショップが「Amazonログイン&ペイメント」サービスを導入することが可能となった。

昨年の9月に「Futureshop2」で「Amazonログイン&ペイメント」サービスが提供開始され、稼働から1ヶ月で導入店舗数は150にまでのぼった。ネットショップ構築サービスへの導入ということで、ネットショップ運営者は気軽に「Amazonログイン&ペイメント」を利用することができるため、今回導入した2つのサービスでも導入する店舗が急激に増加することが予想される。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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