サイト分析ツール「スマートチーター」海外販売を開始

ECのミカタ編集部

 株式会社ペンシル(本社:福岡市中央区、以下:ペンシル)は、緻密なアクセス解析によって、売上アップにつながるWebコンサルティングを展開する。同社は自社開発の戦略的サイト分析ツール「スマートチーター」の英語版をリリース。それに伴って、英語版スマートチーターの海外販売を開始した。EC市場の成長が著しい、アジア地域をはじめとして、10年以上に渡る研究開発からなる分析ノウハウを、世界へ向けて提供する。

 株式会社ペンシルは研究開発型Webコンサルティング事業を展開する。そして、同社の技術・ノウハウを結集した、戦略的サイト分析ツールが「スマートチーター」だ。
 スマートチーターは2006年に開発を開始。「簡単」「高速」「わかりやすい」という3つの特徴をもち、サイト分析の初心者にも扱いやすい。また、ペンシルのコンサルタントが現場で活用している、実践的なアイデア・サイト分析ノウハウを凝縮。そのため、サイト分析のエキスパートでも納得できる機能を兼ね備えている。

「スマートチーター」英語版リリースの背景

 アジア地域のインターネット成長率は、昨今どどまるところを知らない。巨大な人口・拡大する中間層とともに、インターネットのユーザー数・ソーシャルメディアユーザー数の伸びが著しい。
 ペンシルは、2015年に台湾オフィス開設(2016年に現地法人化)し、2017年にはシンガポール法人を設立。また、国別のアクセス数、コンバージョン(購入・成約)率の分析を行うスマートチーターの機能「グローバル分析」を追加した。このように、日本企業の海外展開を支援する体制を、徐々に構築することで、越境EC支援・インバウンドプロモーションサービスなどを提供してきた。

 以前から、これらの海外事業の一つとして、Googleが提供する「Google 翻訳」でスマートチーターの多言語化に対応してきた。しかし、機械翻訳ではまだまだ行き届かない点もある。そこで、この度の英語版リリースに至ったというわけだ。
 リリースされた英語版のスマートチーターでは、より自然なWeb用語や分析用語の表現が追求されている。

アジア地域での独自ECサイトの流れを汲む

 現在の東南アジアでは、モール型ECサイトに出店することが主流となっている。しかし、ブランド構築・デザイン・カスタマイズの柔軟性を目指すと、将来的にはメーカーが独自のECサイトを構築しはじめると予想できる。競合他社との差別化・効果的なサイト運営には、緻密な分析が必要不可欠だ。
 ペンシルは、アジア地域における独自ECサイトの流れを読んだ。そして、スマートチーターを世界へ展開するために、その英語化を行った。日本企業だけでなく、海外企業に対してもサービスを強化していく姿勢だ。
 今後は、英語だけでなく、中国語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語など、アジア圏の言語に対応していく予定だ。地域・国のEC事情を読み取った、緻密なサービス展開が期待できる。

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