不具合が続いたニトリ公式通販、ようやくサイトリニューアル復旧

ニトリネットがメンテナンスのためサイトを休止状態にしていたが、6月23日より再開
リニューアル作業を実施した結果、一部プログラムエラーのためサーバーが高負荷状態となり発生
プログラムの改修およびCPU強化などサーバー増強を進め、改めてリニューアルオープン

6日間に及ぶサイト停止状態、「ニトリネット」がリニューアルを再開

株式会社ニトリ(以下、ニトリ)は、6月17日のサイトリニューアルに際し、表示エラーなど、一部のプログラムにおける不具合が発生し、メンテナンスのため急遽サイトを休止状態にしていたが、6月23日より再開したと発表した。

サイトにアクセスできない、表示エラーになるなどの不具合は、6月17日にリニューアル作業を実施した結果、一部プログラムエラーのためサーバーが高負荷状態となり発生した。ニトリでは、調整作業を進めていたが、早急な対応が難しくサイトを停止させていた。現在は、プログラムの改修およびCPU強化などサーバー増強を進め、改めてリニューアルオープンしている。

リニューアルされたサイトでは、商品詳細ページで全国のニトリの店舗在庫が表示されるなど、在庫状況が判りやすくなっている。ニトリは、今後もネットショッピングに便利な新機能を追加していくとしている。また、ログイン時に使用する「お客様ID」がメールアドレスとなり、旧サイトで会員登録した利用者は、会員移行手続きが必要となる。

ニトリのサイト復旧は、実に6日間に及ぶ作業となった。しかし、6月24日11時現在、『ニトリ カーペット』などの検索結果からのアクセスでは、未だシステムエラーが表示される。「ニトリネット」上のアクセスも非常に重く、不安は残されたままだ。TVCMで夏物の家具特集を紹介していたこともあり、今回のメンテナンス休止は、ニトリにとって手痛い失態となった。

サイトリニューアルにおいては、このような不測の事態による不具合の発生はある意味で避けられないのかもしれない。万全を喫したつもりでも、二重三重のリスクヘッジを想定しておいた方が良いかもしれない。