Amazonが伝える日本の良さ。2つのサイトオープンで話題に

ECのミカタ編集部

 Amazon.co.jp(以下、Amazon)は、海外ユーザー向けに日本の優れた地方特産品を紹介する「The Wonder 500 Store」をオープンした。それに加え、日本の伝統的でユニークなオリジナル製品を紹介する「Japan Style Store」も同時に開設。日本の良さが伝わる親しみやすいショッピング体験ができると早くも話題だ。

 Amazonでは、2016年3月から、海外のユーザーにより便利なEC体験を提供する「Amazon Global」というプログラムを展開。現在、Amazon Globalにより、世界67の国・地域のユーザーに、書籍やヘルスケア用品、コスメティクス、ベビー用品、キッチン用品など、数百万点の商品を低コストでの配送で提供している。

 このたびAmazonは新たに「The Wonder 500 Store」と「Japan Style Store」という二つのショップをオープンさせた。

 「The Wonder 500 Store」では、日本各地の伝統工芸や染色・陶芸といった独自の技術が活かされているキッチン雑貨や生活雑貨、インテリア、文具などの名産品を取り揃えている。このストアで取り扱う商品は、経済産業省が推進するクールジャパンによる地域活性化推進プロジェクト「The Wonder 500」を通じて、日本の優れた地方産品に認定されたアイテムならびにその関連商品だという。

 「The Wonder 500 Store」に加えて、日本の伝統的でユニークなオリジナル製品を海外のユーザー紹介する「Japan Style Store」も同時に開設。このストアでは、風呂敷・手ぬぐい、扇子・うちわ、風鈴、浴衣、ランドセルといった人気の商品を幅広く取り揃えている。

海外ユーザーは日本へ、日本のユーザーは海外へ。

海外ユーザーは日本へ、日本のユーザーは海外へ。

 「The Wonder 500 Store」および「Japan Style Store」のサイトは、英語・中国語(簡体字)に対応しているため、海外のお客様に親しみやすい環境でのショッピング体験が楽しめる。年々高まる日本製品に対する海外ユーザーのニーズに応えるとともに、もの作りに携わる地域の事業者にAmazonを通じて海外ユーザーに販売するビジネス機会を提供したいと考えてのことだという。

 日本という国はその性質上、やはり海外から見たときに非常に面白いらしい。これは日本に生まれ育つと当たり前の事すぎて理解が追いつかない部分があるが、自分たちが海外のモノやコトに興味や憧れを抱くのと同じなのだろうと思う。

 ECが世界との距離を縮めていることは誰の目にも明らかだ。そしてその距離は年々縮まっている。国内消費は横ばいのままで、天井を感じてしまっている昨今、世界との境界線がなくなってきているのであれば、海外にその活路を見出すことは至極当然だと思う。

 海外ユーザーは日本へ、日本のユーザーは海外へ。これがいとも簡単に実現してしまうのがECの素晴らしい点だ。ECの可能性とともに、あなたの事業はまだまだ広がる要素を大いに秘めているはずである。

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