引っ越し時の荷物問題を解決する新収納サービスが、エイブル・エイブル引越社・サマリーの提携で実現

ECのミカタ編集部

株式会社サマリー(以下「サマリー」)が運営する、箱で預ける収納サービス「サマリーポケット」が、株式会社エイブル(以下「エイブル」)、エイブル引越サービス株式会社(以下「エイブル引越サービス」)との提携で、新しい収納サービスとして提供を開始した。

四次元ポケットがある暮らし

サマリー社は、2011年の創業で、斬新な収納サービス「サマリーポケット」を展開している。同サービスは、Google Play「ベストオブ 2017」隠れた名作部門 大賞受賞もしている実力派で、専用ボックスに預けたい荷物を詰めて送り、荷物は全てスマホで管理できる点が特徴だ。

預けたモノを確認するときも、取り出したいときも、スマホ一つで可能となり、「必要なモノは、必要な時だけ手元に。それ以外はポケットの中に」という “四次元ポケットがある暮らし” の実現を目指した、物理的スペースの制限にとらわれない新時代の収納サービスになっている。

荷物を月額250円で預けることができる

荷物を月額250円で預けることができる

そのサマリーポケットが今回、エイブル引越サービス社と共同でオリジナル引越用ダンボールを開発した。通常、サマリーポケットを利用する際にユーザーは、専用ボックスを購入する必要があるが、エイブル引越で引っ越しをする場合に、この引越用ダンボールをそのままサマリーポケットの専用ボックスとして利用できるようになる。

たとえば引っ越しの際に、新居に入りきらなかったダンボールや、新生活ですぐには使わない荷物があれば、引越し後に特設サイトから集荷を申し込んで送るだけで、月額250円で預けることが可能だ(送料無料)。

荷物の管理は、ワインや美術品も扱う倉庫業の老舗・寺田倉庫が担当し、セキュリティ面はもちろん、温度・湿度のコントロールを徹底し、24時間365日管理された業界最高水準の環境で預かるという。預けた荷物の画像はアプリやPCから確認でき、必要になったら最短で翌日に取り出せる。

また今回の提携開始に合わせて、エイブル社が運営する女性入居者向け会員クラブ「MAISON ABLE CLUB」の会員特典として、サマリーポケットのサービスの提供も開始しているとのことだ。

リアルの「モノ」をクラウド化

リアルの「モノ」をクラウド化

サマリーポケットは、まさにPCやスマホのデータ管理やサービスがデバイスの境界を超えてクラウド化しているように、リアルの「モノ」をクラウド化させる画期的なサービスだ。そのサービスが不動産賃貸仲介のトップクラス企業、エイブルと提携し、引っ越しをもクラウド化させてしまったようだ。

賃貸物件仲介企業や倉庫会社と連携して、スマホを使うだけで自宅の収納スペースを拡張できるサービスとも言え、今までの自宅にだけ収納スペースがあるという常識を打ち破るものだ。

収納スペースとそこへスムーズにアクセスできる手軽さという新しい価値を提供する今回の新サービスの発表。EC市場という視点から見てもサービスの多様化と新しいシナジーの可能性をはっきりと感じさせるもと言えるだろう。


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