「華和結Solution」がO2Oサービスを導入。インバウンド顧客をリピーターに繋げる

ECのミカタ編集部

「華和結Solution」がO2Oサービスを導入。インバウンド顧客をリピーターに繋げる

 華和結ホールディングス株式会社(本社:香港、日本オフィス:東京秋葉原)が企画・運営する『華和結Solution』は、中国人ユーザーに向けて販売を行いたい日本法人や個人にECパッケージを提供している。今回、店舗を持つ法人に対し、オフラインからオンライン(O2O)に導く販売促進ソリューションを提供すると発表した。

 華和結Solutionは日本企業の中国越境ECを支援するサービスで、中国進出に際する様々なハードルを取り払ってくれる。審査や保証金、現地法人など無しで中国市場へ向けたECサイトを開設することが可能だ。

 その華和結Solutionが新たなサービスを追加した。それは店舗を持っている法人に対して、オフラインからオンライン(O2O)に導くための販売促進ソリューションを提供するというもので、これによって観光で日本を訪れたユーザーが、中国に帰ってからも継続的に購入へと繋げることができる。また、友達にシェアしてもらうことで一緒に購入するような導線を作ることも可能だ。

 離脱防止と新規購入促進の二つの側面を持ち合わせており、これまで課題とされてきた越境ECにおける二つの難題を解決することができた。

 その施策の第一段として、株式会社ラウンドリングが展開するスキンケアブランド「BioMedi(ビオメディ)」の越境EC&O2Oマーケティングをサポートしていくと発表。横浜髙島屋にて1週間の期間限定ショップを開催し、この期間限定ショップにて越境EC&O2Oマーケティングの取り組みを行う。

 通常はWEBでの販売が中心の「BioMedi」だが、今回は期間限定ショップという実店舗を利用できる機会を活かし、実店舗にて越境ECサイトの告知を行うとともに、帰国後もお得に利用できるように店舗だけで取得できるキャンペーンを用意する。より効果的にインバウンド客を取り込んでいくために、帰国後も商品に触れる機会を提供できる越境ECと実店舗の強みを活かしたO2Oを組み合わせることで新たな需要の掘り起こしを狙っていく。

他社との差別化をどう計っていくか

 勢いのある中国越境ECの市場だが、これまでと同じようにサイトに商品を用意するだけではライバル他社との差別化は計れない。せっかく日本は国をあげてのインバウンド政策が行われているのに、継続的なアプローチ方法がなければそのユーザーと繋がっていくことはできない。待つだけではなく、攻めの姿勢が重要なのだと思う。そのためにも情報感度を高めて新たなチャンスを掴み取ってほしい。

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