スタートトゥデイが10月から社名変更へ「株式会社ZOZO」で時代の転換期を迎え撃つ

ECのミカタ編集部

 ファッションショッピングサイト 「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイ(本社:千葉県千葉市)は、2018年6月26日(火)の第20回定時株主総会にて、社名変更についての総会議案を付議することを決定した。株主総会での同議案の承認をもって、「株式会社ZOZO」に社名を変更する予定だとしている。

 「ZOZO」というワードは、新しい価値を生み出す、想像(Imagination)と創造(Creation)の行き交いを表現している。スタートトゥデイは設立20周年を迎え、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」による体型計測データを活用したプライベートブランド「ZOZO」のサービスを開始し、第2の創業期とも言える転換期を迎えている。

 大量配布を開始した新ZOZOSUITや、「ZOZO」の「クルーネックTシャツ」、「スリムテーパードデニム」などはユーザーから非常に良好な反応があるという。このサービスが70億人のファッションの共通課題である「サイズの問題」を世界レベルで解消しうるという確信を持って、今後、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念の実現に向け、社名を一新しグローバル展開を進めていくとしている。

これに併せて、子会社である株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ(本社:東京都渋谷区)は「株式会社ZOZOテクノロジーズ」へ社名を変更する予定だ。

 なお、「ZOZOTOWN」、「スタートトゥデイ」に関する認知度調査を行った結果、「ZOZOTOWN」の認知度は93.1%であったのに対し、「スタートトゥデイ」の認知度は19.6%だったという。

世界を巻き込んだECの変革期

 多方面において話題に事欠かない会社だなと思う。もちろん良い意味で。今回の社名変更は将来に向けた「ZOZO」の大きな布石だと感じる。いよいよ本気で世界に打って出る決意とも取れる。

 世界中のサイズの問題が解消されていけばファッションECにとって大きな革命となる。と、同時に様々な問題も付随して解決に向かうのではないだろうか。システムや物流に至るまで、「ZOZOなら何か起こしてくれるかも知れない」という期待も抱かせる。

 メルカリやZOZOなど、十分に世界を狙える企業が出てきた。各国の有名企業も黙ってはいないはずだ。世界を巻き込んだECの変革期がいま訪れようとしているのかも知れない。

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