クックパッドマート始動!こだわり食材を好きな時に好きなだけ手元に

ECのミカタ編集部

クックパッド株式会社(以下、クックパッド)は、生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」のiOSアプリを提供開始したことを発表した。
商品の受け取り場所は、学芸大学駅周辺の「なんでも酒やカクヤス 学芸大学前店」「カラオケの鉄人 学芸大学店」の2店舗でスタートし、都市圏を中心に順次拡大を予定している。

生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」

 クックパッドマートは、生鮮食品をスマホアプリから簡単に注文することができる、生鮮食品ネットスーパーである。従来のネットスーパーや生鮮宅配サービスとは異なり、街の精肉店や鮮魚店などの販売店、地域の農家といった生産者など、小規模事業者や個人事業主が参加できるプラットフォームとなっている。

好きな時間に好きな場所で受け取れる

 自宅近くのスーパーマーケットや専門店で生鮮食品の買い物をする消費者は多いが、営業時間内に買い物へ行けなかったり、閉店間際で品揃えが少なかったり、週末は非常に混雑していたりと、ライフスタイルによっては買い物に不便を感じることもある。

 クックパッドマートはそうしたストレスを解消。精肉店や鮮魚店などの販売店、地域の農家などの生産者が提供する「こだわり食材」をアプリから簡単に注文でき、自宅近くの「受け取り場所」で好きな時間に受け取れるため、ライフスタイルを問わず、日々の食材購入に便利に利用できる。

買いだめしなくてもいい

 従来のネットスーパーや食材宅配サービスでは、最低注文金額が定められていたり、一定の注文金額に満たない場合は別途送料がかかるものが大半。そういったサービスでは送料無料にするために「買いだめ」をすることもある。一週間分の食材をまとめて注文するために、先々までの献立を考える負担や、届いた時には新鮮だった食材も食べる頃には鮮度が落ちるなどの問題もあった。

 クックパッドマートでは店舗で受け取る方式を採用しているため、配送コストを低く抑え一品からでも送料無料で注文することが可能となった。その日食べる食材だけを購入し、新鮮なうちに食べきる負担の少ない買い物ができる。

おいしい食材を新鮮なうちに

 これまで「実店舗での購入」や「お取り寄せ」でしか購入することができなかった「こだわり食材」を、新鮮なうちに入手できるのも大きなポイントである。

 小規模な販売店・生産者は生鮮ECの仕組みを構築し運用することが困難だ。既存の仕組みでは出荷から配送までに1日以上かかることもあり、店頭で購入する場合に比べ鮮度が落ちてしまうという課題も、クックパッドマートで解決できる。

 販売店・生産者が負担なく参加できるプラットフォームを構築し、出荷当日に利用者に届ける仕組みにより「美味しい食材を新鮮なうちにお届け」することが可能となった。

企業理念「毎日の料理を楽しみにする」体現

 レシピサイトとして一般的になっているクックパッドのネットスーパー参入ということで、発表当時から話題になっていた「クックパッドマート」。

レシピサイトの提供により、様々なレシピを知りたい人、教えたい人、料理が苦手な人など多くの人に料理の楽しみ方を伝えてきた。今回開始される「クックパッドマート」もどんな人でも毎日の料理を楽しめるようなきっかけを与えてくれるに違いない。

 また、クックパッドマートでは地域の生産者と消費者をつなぐプラットフォームとなっているということで、今後の地方創生や地域活性化に向けての取り組みとしても注目したいところだ。


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