600社突破! ECサイトで自動接客の「KARTE」

ECのミカタ編集部

「KARTE」新サービス開始で利便性UP

株式会社プレイド(以下、プレイド)は、ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」の導入企業数が2015年9月末時点で600社を突破したことを発表した 。また、新機能となる「KNOWLEDGE STORE(仮称)」の提供を11月から開始するという。

「KARTE」は、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来場者にあわせたメッセージ配信などができるサービスだ。2015年3月に一般公開して以降、アパレル・コスメ・家電など様々なジャンルのECサイトやホテルなど多様なカテゴリの企業が導入している。また、8月にはオンラインショッピングモール向けとしては初めて「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」に導入され、注目を集めた。これら導入企業のウェブサイト上で解析したユニークユーザーは累計で2.5億人を突破、累計接客回数も1億回に上るという。

「KARTE」はこれまでにないリアルタイム分析が強みで、利用者がサイトから立ち去る前に必要な情報を適切なタイミングで、自動的に提案することができる。それにより、ユーザーの滞在時間が伸び、購入につながる確率が高まるのだ。導入も簡単で、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけでいいという。

今回、新たに導入された「KNOWLEDGE STORE(仮称)」は成功事例テンプレートから簡単に接客を実装できる「KARTE」利用店舗向けの機能である。「KARTE」で蓄積してきた成功事例を汎用化し、無料で提供することで利便性を高める狙いだ。例えば、「来訪者への挨拶」「困っている人へのサポート」「会員登録の促進」などのシーンや、接客をしたいターゲットを選択でき、設定に沿った最適な接客が提供される。目的ごとに効果的な施策を簡単に設定できるため、「KARTE」を最大限活用できるようになる。提供はECサイト向けの施策から始まり、11月以降段階的に対象企業を広げていくという。

「KARTE」は対面接客の良さをECサイトが取り入れるのに最適なサービスだ。ECサイトは基本的にユーザーにほしい情報を見つけてもらわなければならいため受け身になりがちだが、「KARTE」をつかえばECサイトから情報を提供できるのでECサイト主導で購入を促すことができる。「KARTE」の導入がさらに進めば、ECサイトの価値がさらに向上するだろう。


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