物流の不安を取り除く、 越境ECのフォワーダー

ECのミカタ編集部 [PR]

海外向けのECに置いて最大のネックとなる物流。通関や関税など煩雑な手続きや知識が必要となるため、自社や既存の物流会社で対応できず、最大のカベと言われている。そんな越境EC物流をワンストップで取り扱う株式会社ロケーションズの代表取締役中川泰氏に伺った。

越境ECに潜む4つ目の壁

越境ECには3つの壁があると言われています。まず言語、次に決済。そして3番目が物流。特に物流は、通関や関税など煩雑な手続きや知識が必要となる為、自社や既存の物流会社で対応できず最大の壁と言われていました。国際物流の経験とBtoC物流の経験から物流の壁を乗り越えるサービスを提供できると考え、2013年、越境EC物流をワンストップで取り扱うロケーションズを起業しました。

しかし実際に業務をスタートすると、越境ECには、取引条件という4番目の壁があることに気が付きました。取引条件とは、運賃や返品や交換への対応、関税やその他の税金負担など国内ECにはない、取引に関する諸条件のことですが、それに対して適切なソリューションを提供できるプレーヤーがいないことも問題でした。

越境ECに必要なプレーヤー「フォワーダー」

国際物流には、実際に荷物を運ぶ「キャリア」と商品を保管し梱包する「発送代行業者」以外に、「フォワーダー」とよばれるプレーヤーが存在します。フォワーダーとは、不特定多数の荷主から小口貨物の輸送を引受け、混載貨物に仕立て、実際の輸送を行う利用運送事業者のことで、国内ECにはあまり見られないプレーヤーです。

このフォワーダーには実はもうひとつ大事な役割があります。それはお客様の取引が円滑に進むよう貿易実務や各国の通関事情についてアドバイスを行うことです。正に4番目のカベを乗り越えるために必要なプレーヤーがこのフォワーダーになります。

ロケーションズの役割

ロケーションズのフォワーダーサービスとは、混載業者として割安な運賃の提案をするとともに、「商品選定」「販売国選定」「ポリシーの策定」「運賃作成」の4つに対して国際物流のプロとしてアドバイスすることです。越境ECを目指すお客様から商品や売れ筋などの話をじっくり聞き、商品や国を選び、ポリシーを提案していきます。

販売対象によって運賃体系や使う配送会社も変えて、越境ECの立ち上げに貢献します。このサービスのゴールは、物流上のトラブルを最小に抑え込み、グローバル展開へのリスクも限りなく回避することです。越境ECは国内ECの延長線上にあるわけはありません。グローバル展開は、商品リスクやカントリーリスクを考え、まったく新しく企画していくものです。私たちはそのための道案内として、今後も様々なサービスを提供したいと考えています。

<ECのミカタ通信 2015AUTUMN vol.10より抜粋>


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