【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月10日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月9日の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースを振り返り、日々の変化を要チェック。

世界初!越境ECを変える『LISUTO!』まだ知らないの?
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8265/

【3/14から】ヤフネコ!パックがファミマで送れる!
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8260/

ゼウス、Ve Japanと提携!サイト離脱を防ぐ施策
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8273/

越境EC、オムニチャネル、次世代のECに乗り遅れるな

 昨年より熱い話題が続いている越境EC。関連サービスの提供会社やEC事業者が、興味関心のレベルから具体的なアクションに動き始めていることは、これまでにも何度か紹介してきた。昨日のニュースでは、イーレディー株式会社が提供する、越境EC自動出品プラットフォーム『LISUTO!(リスト)』が注目だ。このサービスを利用すると、EC事業者は、既存の国内サイトの情報をアップするだけで、多言語変換をはじめ、海外サイトでの在庫管理や商品カタログ作成までもが可能になる。しかもスマホやタブレットからも簡単に出品が可能だという。

 まずは欧米マーケット向け販売支援からのスタートになるが、今冬には中国マーケット向けに、来年にはさらに支援を拡大予定とのこと。参入ハードルの高いイメージがあった越境ECだが、それを解決するサービスが次々と登場している。越境ECに興味を持つEC事業者は、現状で諦めずに、関連ニュースにアンテナを張っておくことをおすすめする。

 また、昨日のニュースには取り上げていないが、オムニチャネルに関するニュースも補足としてお伝えする。昨日、株式会社セブン&アイ・ホールディングスが、今後の成長戦略の中で、オムニチャネルを収益の柱としていくことを発表した。店舗主体、チェーンストアの印象が強い同グループだったが、その巨大なリソースが他業界に進出することで、EC業界にも大きな影響を与える可能性がある。昨日の時点では戦略としての発表だったが、今後それがどのような具体的な施策として現れるのか、注視が必要だ。

話題のニュースのその後を追う

 一昨日お伝えした、メルカリ出品者の商品発送手配が、ファミリーマートでも可能になるというニュース(http://bit.ly/1M6caNu)を覚えているだろうか。このニュースに続いて昨日、Yahoo!JAPANが運営するインターネットオークションサービス「ヤフオク!」で、ヤマト運輸の配送連携サービス「ヤフネコ!パック」について、3月14日正午より、配送受付窓口を一部のコンビニエンスストアに拡張するニュースが発表された。これにより、全国のファミリーマートの店舗で、「ヤフネコ!パック」の荷物の持込が可能となる。

 この1〜2週間、フリマプリと宅配業界、そこに連なるコンビニの連携ニュースが相次いでいる。「ヤフオク!」は正確にはフリーマーケットとは違う仕組みだが、今回のニュースがこの相次ぐ連携の流れの中にあると考えることは、誤りではないだろう。この流れがどう行き着くのか、業界の勢力図がどう変わるのか、そこにEC市場はどう絡んでくるのか、何度も言及したことではあるが、やはり引き続きニュースを追っていく価値があるだろう。

 また先日3月2日(水)、決済代行サービスのルミーズ株式会社との業務提携を発表したVe Jpan株式会社が、昨日、今度は決済サービスプロバイダの株式会社ゼウスとの業務提携を発表した(http://bit.ly/1RR2eMy)。Ve Japanは、WEBサイトのコンバージョン率改善ソリューション「Veplatform」を世界中で提供するVe Interactiveの日本法人であり、サイト離脱を防止するための様々なサービスを提供している。

 ルミーズに続く決済サービスとの業務提携が意味するところは、ECサイトの離脱改善施策というのは既に様々に試みられているが、やはり決済画面でのそれがとても重要なことであり、まだ改善の余地があるということだろう。今後も同様の業務提携や何らかの施策が続く可能性は高いのではないだろうか。


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