ハロハロアライアンス、遂にクールジャパンプロジェクト始動!

ECのミカタ編集部

ハロハロアライアンスとは。

 経済産業省が海外に向けて推進する「クールジャパン政策」を受け、フィリピンで多角的に事業を展開しているハロハロアライアンスにおいて、2016年6月1日から「クールジャパン・プロジェクト」を本格的に開始することを発表した。

 クールジャパンというものは海外から評価を受けている日本文化のことであり、クールジャパン政策とは新興国等に日本文化を発信することにより海外需要を獲得し、日本の経済成長に繋げていくという政策なのだ。

 ハロハロが展開するハロハロアライアンスはフィリピン最大級のウェブコンテンツホルダーとして、インターネットショッピングモール「HallohalloMall」を主力にして、フィリピンのリクルートサイト「hallo-halloジョブ」、インターネット専業の銀行「hallo-halloバンク」、不動産「hallo-halloホーム」と様々なインターネットサービスをフィリピンの現地の人へ提供している。

 これらのサービスを総称してハロハロアライアンスと呼ぶ。フィリピンの人々の生活に深く関わってくる企業のため、現地の人にとってはなくてはならないものになっている。

クールジャパン・プロジェクトの中身

 今回開始する「クールジャパン・プロジェクト」とは日本をフィリピンにプロモートする独自の取り組みであり、日本の優れた商品を扱っているセレクトショップ「クールジャパンショップ」と日本と同じような品質のグルメを提供する「クールジャパンレストラン」をメトロマニラ首都圏に複数の店舗展開をしていく。

 そうすることでフィリピンの人々が日本の文化を求めて来るプラットフォームを作り、ユニークで安くて高品質という高い競争力を持っているにも関わらず、海外進出を果たせていない日本の物販・飲食店がフィリピンに出店しやすくなる。物販や飲食の面で日本の良き文化を総合的にサポートするプロジェクトなのである。

 そして日本をメインテーマとする複合商業施設の「クールジャパンモール」の建設も予定している。ここでは、海外の人からも評価を得ているキャラクターなどのクールジャパンコンテンツを中心として、日本に関するアイテムを販売するショップと和食系のレストランを堪能することができる。その他にも日本アイドル文化が体感できるステージや漫画・アニメなどのデジタルアートを鑑賞できる、最先端のデジタルテクノロジーで日本を総合的に感じることができるフィリピン最大級の商業施設となる予定だ。

フィリピンの今後

 フィリピンは今総人口が1億人を超えている。平均年齢は23歳と若く、出生率は3.08%と高い。人口増加率は2%で、東南アジアでは随一の出生率と人口増加率である。2008年の総人口で9,000万人を超えて、今1億人を突破し、今後も増えていくことが予想されている。また、2014年に経済成長率が6.1%になり、これはアジアで第2位、国民の9割が英語を話すことができて世界第3位だ。そのため世界中が注目している国だ。
 
 そんなフィリピンで、「クールジャパン・プロジェクト」を行うということは、日本の商品がフィリピンへ進出しやすくなり、現地の人に知ってもらう機会ができ、実際に目で見て肌で感じてもらうことが可能である。また、良い商品を健全に取引するという商売の根本をぶらさず健全化することもできるのだ。現在ハロハロアライアンスは現地の人々の暮らしに根付いている。そんなハロハロアライアンスが「クールジャパン・プロジェクト」を行えば、フィリピンの人々の注目度も高くなるだろう。また、フィリピンは親日国だと言われている。今回のプロジェクトによって更にいい関係を築いていけるだろう。

 フィリピンへECで進出するとなるとハロハロアライアンスの存在が大きな鍵になってくる。そして今回のプロジェクトによって親日の国に更に日本を広まっていくことだろう。そして日本商品へのニーズも高まるはずだ。そうなるとECにおいても海外に進出しやすくなる。今後もフィリピンの動向やハロハロの動きを追っていきたい。

 また、「クールジャパン・プロジェクト」の決起会は2015年6月に行われている。当時の構想とは?そして今後どう繋がっていくのか。その記事は(http://urx.mobi/u6YE)から見ることができる。


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