環境変化に伴う対応として、11月21日より運賃等の改定をいたしました。ご理解とご協力を、お願いいたします。

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社は、環境変化に伴うコスト増加への対応として、飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便と飛脚特定信書便の運賃改定、スキー用具の適用サイズ変更、飛脚国際宅配便の受託時の容積重量算出基準の変更、大型家具家電設置輸送の設置料金、代金引換サービス「e-コレクト®」の代引手数料の改定、および飛脚クール便付加料金の改定を11月21日より実施しました。
昨今、社会的な課題のひとつである「働き方改革」の実現に向けて従業員の労働環境の改善が急務となっています。また人口減少に伴う労働力不足への対応や、特に宅配便業界においては個人宅向け荷物の増加による配送インフラの強化、顧客ニーズ多様化への対応などを求められており、物流事業者を取り巻く環境は劇的に変化してきています。

佐川急便はこれまでも業務の効率化や適正運賃収受を目的に個別契約している顧客への運賃交渉などを実行することでコスト増加への対応を実施してきましたが、足元の急激な環境変化に伴い、このたび運賃・付加料金・代引手数料等について改定いたしました。

こうした環境変化のなか、佐川急便の宅配便サービスの維持・向上を図るべく(1)配達力の強化(2)幹線輸送および中継機能の強化(3)採用活動の強化・従業員の確保などを実施していきます。


1.飛脚宅配便および飛脚ラージサイズ宅配便の運賃改定について(100サイズ以上のみ改定)

【改定背景】
下記、喫緊の課題へ対応すべく運賃改定を実施いたしました。

集配コスト増加に伴う対応
受取方法の多様化への対応(コンビニや宅配ロッカー受取の対応等)
輸送品質の維持向上に伴う投資コストの増加

◆飛脚宅配便

<<改定金額(全地帯一律追加金額)>>
100サイズ:60円、140サイズ:230円、160サイズ:180円


◆飛脚ラージサイズ宅配便

<<改定金額(割合)>>
最少1.1%、最大133.3%、平均17.8%の値上げ率

2.飛脚特定信書便の運賃改定について(100サイズ以上のみ改定)

【改定背景】
飛脚宅配便の100サイズ以上の改定に伴い、同運賃を適用している飛脚特定信書便運賃も改定いたしました。

3.スキー用具適用サイズの変更について

【改定背景】
スキー用具は、実サイズが160サイズ以上の不整形荷物が多いため、適用サイズの上限を引き上げました。

◆スキー用具の受託時の適用サイズ上限の改定

140サイズ→160サイズ

4.飛脚国際宅配便の受託時の容積重量算出基準の変更について

【改定背景】
国際航空運送協会(IATA)で定めた容積基準は、5,000cm3/kgが基準となっているため
国外の配送委託費用の高騰

◆飛脚国際宅配便の受託時の容積重量算出基準の改定

6000cm3/kg→5000cm3/kg

5.大型家具家電設置輸送の設置料金の改定について

【改定背景】
下記、喫緊の課題へ対応すべく設置料金の改定を実施いたしました。

・設置委託費用の高騰
・物量増加に伴う一時保管場所の確保とコスト増加

6.代金引換サービス「e-コレクト®」代引手数料の改定について

【改定背景】
下記、喫緊の課題へ対応すべく代引手数料の改定と代引金額の上限設定を実施いたしました。

・高額な代金引換サービスに関して、取込詐欺や詐取などのリスクが非常に高い
・現在高額な代引金額の場合、ツーマン体制で対応している
・現行の手数料では、本サービスの維持が難しい

7.飛脚クール便付加料金改定について

【改定背景】
下記、喫緊の課題へ対応すべく飛脚クール便付加料金の改定を実施いたしました。

・輸送品質の維持向上に伴う投資コストの増加
・取り扱い個数増加に伴う施設増強への対応
・取り扱いサイズの変化(100サイズ以上の取扱い個数の増加)
・フロン排出抑制法への対応に伴う冷凍冷蔵施設点検コストの増加