【第5回】最高値でも定番となる商品を作り上げる方法  〜農家さんとともにコトを売り、一つの商品が売れ筋に育つまで〜

古屋 悟司

究極の安売り。締め切り16時の即日発送。この二つを武器にして花を売り上げ会社は急成長。

しかし、神様は僕に試練を与えた。

売上7割減。花を仕入れるお金もない状況から、ビジネスモデルを大幅に変更し、モノを売らずにコトを売るを実践。

その結果、約18カ月でV字回復を果たしたが、その道のりは平坦なものではなかった。

花農家さんとのつながり、市場との連携、管理会計の恩恵。全てが複雑に絡み合い価格競争から抜け出すことに成功。

ゲキハナという名の花屋はカゲキなシゲキを受けながら、カンゲキを売る花屋に生まれ変わった。

全10回。すべてを惜しみなくあなたにお伝えしようと思います。僕に起こったウソみたいなホントの話を。

【第1回】川上から川下まで、全ての場所が儲かる価格で仕事をする
https://www.ecnomikata.com/column/10461/

【第2回】「モノを売らずにコトを売る」の全ては、悪徳訪問販売で学んだ
https://www.ecnomikata.com/column/10779/

【第3回】売上7割減!から生まれた「三方良し」のビジネスモデル
https://www.ecnomikata.com/column/11145/

【第4回】クレーム殺到から学んだ、コトを売る姿勢
https://www.ecnomikata.com/column/11313/

前回も「いつも楽しみにしています!」とか「参考になりました!」というメールをいただき、本当にありがとうございます!とても嬉しく、このコラムを続ける原動力になっています!感謝!

今日のお話は、コトを売る事例として、1つの商品が定番化したお話です。あなたのご商売の参考になれば、とても嬉しく思います。お昼休みのお時間が空いた時や、帰宅途中の電車の中、お仕事中にこっそりと読んでいただければ幸いです!

1本の電話

1本の電話

「お〜!古屋さん!売って欲しい花があるんだけどよぉ〜!」

いつもの威勢の良い、べらんめぇ口調で、長くお付き合いさせていただいている農家さんから電話がありました。

話を聞くと、ゼラニウムという花を作り始めたから、インターネットで売ってくれないか?と言うお話。

僕としてはあまり乗り気ではなかったのですし、正直、売れる気があまりしなくて、「う〜ん。どうしたものか・・・。」と言った具合でした。

数日後、真夏の酷暑と言わんばかりのものすごく暑

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著者

古屋 悟司 (Satoshi Furuya)

1973年東京生まれ。
あとりえ亜樹有限会社代表取締役
V字回復研究所 所長
「さしすせそ」がうまく言えない東京育ち。
大学卒業後、トヨタのディーラーに就職。新人賞を獲得後、さらなる収入アップのためにブラック企業へ足を踏み入れる。
訪問販売業で荒稼ぎするも、自宅が火事になり全てのやる気をなくし退職。
2002年再起をかけ花屋ゲキハナを開業。2004年楽天市場へ出店。
倒産の危機を経験し、三方よしを学ぶ。
その経験を生かして書いた会計本『「数字」が読めると本当に儲かるんですか?』は、国内外で高い評価を得てロングセラーに。台湾で翻訳され、中国でもその予定あり。
好きな食べ物は、ラーメンとカレー。
現在、「V字回復研究所」を立ち上げ、会う人と会社を元気にする活動をしています。


花屋ゲキハナ
https://www.gekihana.jp/

V字回復研究所
https://furuyasatoshi.com/

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