ソフトバンクPS「Tポイント」がEC店舗でも利用可能に

ECのミカタ編集部

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 HPより

TポイントはEC店舗が選ばれる基準になり得るのか

 ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社と株式会社Tポイント・ジャパン(以下、Tポイント・ジャパン)は業務提携し、決済代行の業界では初めてTポイントプログラムと連携したオンライン決済サービス「Tポイントプログラム(オンライン決済)」の提供を開始した。

 Tポイントプログラムでは、ECサイト向けにTポイントを貯めて利用できる機能を提供する。実際、Tポイントは日本人の4割を超える5,925万人(2016年6月末時点)が利用する国内でも最大の共通ポイントサービスだ。

 また、Tポイントの提携先も全国151社535,208店舗(2016年5月末時点)存在しており、複数の店舗で同じポイントを利用できることのメリットは消費者にとって大きい。

ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社 HPより

 Tポイント・ジャパンが実施した調査(上図)からもわかるように、Tポイントは様々な店舗で1ポイントからでもポイントが利用できることなどが支持されている。

 EC店舗にとっても、Tポイントのこのような人気・認知度の高さや利便性が消費者にとって買い物の付加価値となり、集客や販促に繋げることができるだろう。また、Tポイント・ジャパンでは、Tポイント情報サイト「Tサイト」にて、Tポイントプログラムを導入したEC店舗を紹介する為、EC店舗にとってはTサイトからの送客の効果を期待できる。

 オンライン決済は、インターネットの発達、EC業界の成長、スマートフォンの普及により、私たちの生活にとって身近なものになってきている。それはショッピングポイントも同じことで、ポイントは今や形を成しているカードよりも、オンライン上で貯めて使えるものが目立ってきた。

 そんなポイントは、実店舗においてもEC店舗においても、消費者が買い物をする店舗選びに影響するのではないだろうか。そう考えると、オンライン決済の機能を自社店舗に導入する際には、何に比重を置いて選ぶのか、慎重になりたいものだ。ポイントが導入されているか否かということがEC店舗の売り上げを左右する、そんな時代が近づいてきているのかもしれない。


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