暑い時こそ食べたい“ご飯”!購買行動に繋げる工夫~EC店舗News

ECのミカタ編集部

ついに梅雨が明け、真夏の幕開けです。暑さが厳しくなるに連れ、食欲が落ちてしまうことがありますが、しっかりとご飯を食べて暑さに負けない体力を付けたいものです。そんな今週は、食欲が沸いてくるような食品に関するニュースを発表したEC店舗に注目しました。

「美味しい食事を」と願いが込められた食品

トウガラシホルモンとハバネロスープの激辛夏鍋『大人の地獄もつ鍋』が登場

 株式会社ことぶき精肉店(以下、ことぶき精肉店)が運営する、漬け込み焼肉専門通販店「味付焼肉工房theことぶき家」にて「精肉卸のもつ鍋セット」の新味となる激辛夏鍋『大人の地獄もつ鍋』を夏季限定で販売した。「精肉卸のもつ鍋セット」は、ことぶき精肉店で買い付ける食肉のうち4.27%しかない希少なトロホルモンと、日本一に輝いた名水「うちぬき水」を使用しており、2015年にはテレビでも話題となった。

『大人地獄もつ鍋』が手に入る「味付焼肉工房theことぶき家」

“炊飯器で炊くだけ” シェフの本格イタリアンをご自宅へ!

 “有名なレストランの味をご自宅で!”をテーマコンセプトに多彩なイタリアンのフードメニュー、デザートを開発・販売している株式会社エイコス(以下、エイコス)は、「la cima(ラ・チーマ)」ブランドの新しいラインナップとして、新商品を6月に発売した。その商品とは、炊飯器で炊くだけで本格的なリゾットが味わえる「シェフ炊きの素」であり、エイコスのサイトおよび7月上旬に開設した楽天で販売している。

本格的なリゾットが味わえる「シェフ炊きの素」が手に入る「la cima」

キロ1万1,304円の高額米がギネス世界記録®に

 東洋ライス株式会社が6月29日から7月3日の5日間、通販サイト「金芽米」で一般消費者向けに初めて販売した「世界最高米」が、「Most expensive rice」(最も高額なお米)としてギネス世界記録に認定された。140g(1合分)×6袋を1万800円(消費税・送料込み)で販売し、予定していた30箱を完売した。また、消費税・送料を除き、1kgあたり1万1,304円(109USドル)がギネス世界記録となった。さらに、急遽、海外での販売予定分を国内販売用に転用し、7月28日より数量限定(300箱予定)で販売する。

「世界最高米」が手に入る「金芽米」

今日のニュースのピックアップポイント

 真夏こそ、「辛いものを食べたい」と思う人もいるだろう。「大人の地獄もつ鍋」は、そのようなユーザーの要望を叶えている。さらに、暑さで参っている人でも食べることができるように、ことぶき精肉店では激辛をとことん追求をした。「後入れハバネロスープ」には、有名なハバネロを使用し、本来の旨みを損ねないように工夫している。また、スープだけでなく、トロホルモンにもこだわり、氷温の0℃~2℃の温度で28時間、トウガラシと一緒に漬け込み熟成した。そのこだわりが“美味しさ”に繋がり、人気を得ている。

 毎回、似たようなものを食べていると飽きが生じ、食欲が無くなることがある。これは夏に限らず、四季を通して言えることだ。そのような時に、いつもとは少し違った食事をしてもらうために、エイコスが「シェフ炊きの素」を発売した。これは、炊飯器で炊くだけで完成するため、非常に簡単だ。この食品には、ユーザーに“毎回の食事を楽しんでほしい”という思いが込められているのではないだろうか。暑い上に仕事が忙しい時ほど、食事を取ることが億劫になるが、そのような時でも“食べたい”と思うことができる食品だ。

 元気の源は毎日の食事であり、“米”を食べることが健康に繋がる。その米を売っているECが「金芽米」であり、そこで販売している「世界最高米」がギネス世界記録に認定された。そのような「金芽米」のユーザーに対する思いは、“健康な毎日を過ごして欲しい”だ。そのために、常に商品開発に力を入れている。その思いが通じてか、「世界最高米」は早い段階で完売し、ギネス世界記録にも繋がった。食欲不振になる中でも、「金芽米」の美味しい米ならば食べることができるのではないだろうか。やはり、体力を付けるには“美味しい米”の存在が必要である。

 “こだわり”が詰まった食品だからこそ、自信を持ってユーザーに売ることができる。そのこだわりが、ユーザーの「美味しい」という笑顔に繋がっていく。さらに、今回紹介した3店舗に関しては、「商品名」がユーザーの目を引くものばかりだ。最初に商品名を見たときに「なんだろう?」と興味を持ってもらうことが、購入への第一歩だ。「商品名を見ただけで商品のことが気になって仕方ない」とユーザーに思ってもらうことができれば、それは購買行動に繋がっていく。商品へのこだわりと、そのこだわりを引き出す商品名、いずれもヒット商品に欠かせない要素だろう。


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