Baidu、2016年第2四半期の業績を発表!売上増加か

ECのミカタ編集部

あらゆる情報を探すときの力になることを目指す

 Baidu,Inc.(以下、Baidu)は、2016年第2四半期の業績を発表した。Baiduは、有数のインターネット検索のプロバイダーで、テクノロジーベースのメディアカンパニーである。そんなBaiduが目指すことは、人々がオンライン上のあらゆる情報を探すための最良かつ最も公平な方法を提供することだ。さらに、個人のインターネット検索ユーザーに加え、企業が潜在顧客にリーチするための有効なプラットフォームを提供している。

 2016年第2四半期の売上高は、182億6,400万元($2.748 billion)、前年同期比16.3%増(Qunarを除く)。続いて、営業利益は28億6,600万元($431.3 million)、前年同期比17.4%減。最後に、純利益は24億1,400万元($363.2 million)、前年同期比34.1%減となった。

 今回の業績について、Baidu,Inc.会長兼CEO Robin Liは以下のコメントをした。
「Baiduは第2四半期に向き合っていた課題は、「成長」、「持続」と「リーダーシップ」といった重要な要因に集中しつづけるということでした。それは、最高のユーザーエクスペリエンスを提供し、技術の最前線にいることです。人工知能が牽引するインターネットの次世代は、Baiduにとって、ユーザーにより良いサービスを提供し、顧客やパートナーと協力することで、技術を通じて世界を変えるこれまでにないチャンスとも言えます。」

 また、Baidu,Inc.のCFOであるJennifer Liは次のようにコメントした。
「我々はタフな第2四半期を経験したが、ユーザーに対する私たちの顧客価値は確固たるものです。優れたユーザーエクスペリエンスを実現し、信頼できるプラットフォームを構築することが、当社の長期的な成長を持続する大きな柱となります。」

Baiduがユーザーを楽しませるための工夫

 Baiduは、2008年1月に日本市場向け検索サービス「Baidu.jp」をリリース以降、2009年12月に「Bsidu Type(ベータ版)」(2011年3月に『Baidu IME』と改称)をリリース、さらに累計2,000万ダウンロードを誇る日本語入力キーボード「Simeji」(2011年12月よりAndroidアプリ、2014年9月にiOS版提供)など新サービスを次々に公開している。

 その「Simeji」にて、好評であるCMキャラクターのトレンディエンジェル斉藤司さんのきせかえデザイン第2弾の提供を開始したばかりだ。第2弾では、動くきせかえデザイン1種類とCMでも登場する斉藤さんのイケメンイラストに斉藤さんのボイスキー音がついてくるデザイン1種類、合計2種類を無料で提供開始した。

 インターネットが盛んの今、分からないことがあれば、“検索”をかけて知りたい情報を簡単に調べることができるようになった。その際に利用する「Baidu.jp」は、利便性の高さから利用者が増加し、成長し続けている。さらに、Simejiで人気CMキャラクターを起用するなど、ユーザーを楽しませる工夫がある。Simejiなどの積極的な取り組みは、ユーザーとBaidu.jpの距離を縮める好材料であり、このような取り組みもまた、業績に奏功していると言えるのではないだろうか。


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