エフトラCTAに新機能追加。EC店舗が期待すべきポイント

ECのミカタ編集部

 株式会社エフ・コードは、Web接客ツール「f-tra(エフトラ) CTA」を2016年8月2日(火)にアップデート、新たにコンバージョン種別・回数によるターゲティング機能を追加した。今回、機能が追加されたことにより、EC店舗が「f-tra CTA」に期待できるポイントはどこにあるのだろうか。

「f-tra CTA」ターゲティング機能を追加

 「f-tra CTA」はEC店舗で購買に迷っている顧客ごとに適切なアピールができる接客ツールであり、バナーやソーシャルボタンをポップアップで表示し、EC店舗での離脱防止や後一歩及ばなかった購買への後押しなどを行う。

 今回の機能追加のポイントは、EC店舗が顧客の段階に合わせて細かい対応が可能になるというところにある。例えば、以前にも商品を購入したことのある顧客と、会員登録はしたものの購入には至っていない顧客へのアプローチの方法というのは全く変わってくるのではないかと思う。

 購入経験のある顧客に対しては、顧客ごとに限定クーポンを発行するなど、再購入を促す必要がある。しかし、そのアプローチを、会員登録はしているものの一度も商品を購入していない顧客に対して行い、100%響くだろうか。そのような顧客に対してはアプローチの方法を変えて、例えば初回限定購入特典をつけるなど、まず商品を知ってもらい購入に繋げるという動きが必要となってくるはずだ。

 そうした顧客の段階に分けてアプローチを行えるのが、今回「f-tra CTA」がパワーアップしたポイントであり、EC店舗は更なるコンバージョン率の向上を期待することができる。

 顧客ごとにアプローチの方法を変えるということは、商売において実に基本的なことだろう。普段何気なく利用しているが、実店舗でも顧客に合わせた特典を設けている店舗は多い。新規会員特典、長期会員特典、お誕生日特典など…。こうした細やかな対応が、「またあのお店を利用したい」という顧客心理にはたらきかけているのではないだろうか。

 ”インターネットで買い物をする”それが当たり前な世の中で、接客ひとつをとってもどのような方法で競合他社と差をつけるべきか、EC店舗は戦略を練っていかなければならない。そんな風に思うのだ。


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