ローリスクかつスムーズな中国越境ECが可能に ADKマーケティング・ソリューションズとC2Jジャパンとの提携で実現

ECのミカタ編集部

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:植野伸一、以下ADK MS)は、中国越境EC進出支援の株式会社C2Jジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:大野雄一郎、以下C2Jジャパン)と共同で、中国の最大手ECプラットフォーム淘宝網(タオバオ)を活用した越境EC出品サービスを開始した。企業や地方自治体が単独でも、ローリスクで手間をかけずに商品を出品できる中国越境EC販売のトータルサポートを提供するとしている。

注目を集める対中国越境ECと課題

ADK MSによれば、経済産業省の報告では2018年における中国市場への日本事業者の越境EC市場規模は1兆5,345億円であり、成長率も著しく中国に向けた越境ECはますます注目の市場となっている。

また2020年以降、東京オリンピックや大阪万博開催も控えてインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加も伴って、企業や地方自治体が自ら持つ魅力ある商品を中国向けに販売する機運は一層高まっている。

その一方で中国向けの越境ECは出店初期費用や出店固定費や中国事業者とのコミュニケーションコストの高さなどハードルが多く、個々の企業が単独で参入するには敷居が高くなっているという現状がある。

ローリスクで展開可能

ローリスクで展開可能

そこでADK MSとC2Jジャパンは、共同運営で淘宝網に店舗をオープンし、企業や地方自治体が当該店舗へ商品を出品することで中国越境EC販売ができるサービスの提供を開始したのだ。

出品という方法を取ることで、ローリスクでかつ手頃な初期費用での商品販売をスタートできるとしている。また中国販売のテストマーケティングの場としても、このサービス利用することが可能だ。

タオバオ(淘宝網)は、2003年、中国のアリババ集団が設立したC2C(消費者間取引)の中国最大のショッピングモールだ。2018年、11月11日の「独身の日」と呼ばれるセールデーには、たった1日で、タオバオ(淘宝網)含むアリババ全体のモールで約3兆5000億円の取扱額を記録した。同社は、日本国内の市場が飽和状態になっている中で、淘宝網で商品を販売することはチャンスとなるとしている。

◆顧客へのメリット・特徴

〇初期費用を抑えた中国越境販売のテストマーケティングが可能
○出品時に必要なのは説明文や写真素材のみなので手間がかからない
○発注後の発送となるのでローリスク
○店舗運営から中国向けマーケティング・プロモーションまで一気通貫でサポート

トータルに越境ECを支援

トータルに越境ECを支援

ADK MSは広告会社として培ってきたマーケティング・ソリューションのノウハウを活かし、淘宝網の商品ページでの販売を基点としたマーケティング戦略設計、コミュニケーション設計をサポート。一方のC2Jジャパンは 日中間のEC事業のスペシャリストとして出品申請、商品ページ制作・運営、カスタマーサポート、商品発送などの領域をサポートしている。

両社がそれぞれの領域で強みを活かすことで、ローリスクで手間をかけずに中国越境EC出品できるサービスをトータルで提供することが可能となる。同社は今後もパートナー企業・地方自治体の中国市場への参入のトータルサポートができるようサービスの充実を図っていく方針だ。

ますます注目を集める対中国越境ECだか、言語やオペレーションなど展開にあたっての課題も少なくない。今回の提携によって事業者が直面するそうした課題に対応することで、ECビジネスを力強く支援することになりそうだ。


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