「物流代行サービス」と「シッピーノ」が連携、サブスクECニーズに対応

ECのミカタ編集部

株式会社スクロール360(本社:静岡県浜松市中区、取締役社長:西田 耕三、以下「スクロール360」または「同社」)は、同社が提供する「物流代行サービス」と、シッピーノ株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役:中島 匠、以下「シッピーノ」)が運営する「シッピーノ」が連携を開始したことを公表した。

高品質物流サービスを導入しやすく

株式会社スクロール(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役社長 鶴見 知久)の子会社であるスクロール360は、同社が提供する「物流代行サービス」と、シッピー社が運営する出荷自動化アプリ「シッピーノ」が、連携を開始したことを公表した。

同社は、これにより大手ECモール・カートシステムでサブスクリプション型販売を行うEC・通販事業者へのさらなる支援を実現するとしている。同社の「物流代行サービス」は、一般的にオプション業務とされていることが多い“同梱物対応”や“ギフトラッピング”にも標準対応している。さらに最短で14日から導入できるプランも設けるなど、高い物流品質を短いリードタイムで提供。

「シッピーノ」は、受注処理や出荷依頼を自動化するWEBアプリケーションで、初期設定のハードルが低いという特徴がある。このような特徴を持つ2つのサービスが連携することで、サブスク型ECのバックオフィス業務における外注化・自動化・高品質化を、容易に実現することが可能となるとしている。

連携サービス概要

連携サービス概要

◆連携により提供・強化できるサービス

▷[国内主要ECにおけるスムーズな自動出荷]
連携先ECの受注情報を自動で取り込み、そのまま当社から自動出荷が可能に

▷[複数モール運営時の在庫同期自動化]
同社のFTPサーバー上で在庫情報が更新されるため、複数モール運営時でも在庫同期が可能に

▷[カスタマイズ性能(販促物同梱、ギフトラッピング等)]
EC・通販事業者の要望に応じて、物流を起点にした「サブスクマーケティング施策対応」が可能に

▷[出荷完了メールの自動送信]
同社WMSの出荷実績データをもとに、購入者へ出荷完了メールを自動送信

自動化で高まるサブスクECニーズに対応

自動化で高まるサブスクECニーズに対応

近年、大手モール型ECでも定期購入の機能が実装されるなど、サブスク型の購買機能は需要が高まっているといる。サブスクは売上が安定しやすいという売り手のメリットを有するサービスだが、単発購入やサンプル品購入からサブスクへの引き上げ・定期購入の顧客維持に課題を抱える事業者も少なくない。

このような課題を解決するためには、メールマーケティングなどのCRM施策に加えて、高い物流品質と、オリジナル梱包や商品同梱物を活用した顧客体験の向上が不可欠とされている。「物流代行サービス」は、リピート通販の物流支援を得意領域とし、サブスク型ECの課題を解決できる物流ソリューションの1つだ。

しかしながら、ECと倉庫現場の連携という面では、導入へのさまざまなハードルを越える必要があった。そこで「物流代行サービス」をサブスク型EC・通販事業者により手軽に利用してもらうため、導入のしやすさに定評がある「シッピーノ」との連携に至ったとのことだ。今回の2つのサービス連携でバックオフィス業務の自動化が加速し、サブスク販売を行うEC・通販事業者へのさらなる支援が実現することになりそうだ。

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