eBayが「eBaymag」展開トレンドの「自動車パーツ編」を公表 国ごとに売れ筋パーツの特徴も紹介

ECのミカタ編集部

多国販売自動化ツール「eBaymag」 展開トレンド 注目カテゴリーは市場が5年で5倍に拡大の「自動車パーツ」

「eBay(イーベイ)」では、多国販売自動化ツール「eBaymag(イーベイマグ)」をセラー(販売者)へ無料提供している。すでにさまざまなジャンルの商品が出品されている「eBaymag」だが、特に最近堅調な伸びを維持しているのが自動車パーツだ。本記事では「eBaymag」展開トレンドの「自動車パーツ編」として、各国サイトで取引されているトレンドの一部を抜粋して紹介する。

すでに多国展開を始めている日本セラーが多い

自動車パーツのeBay USサイト以外での売上について、日本では1位イギリス、2位オーストラリア、3位ドイツ、4位カナダという結果に。一方、グローバル全体では1位イギリス、2位ドイツ、3位オーストラリア、4位カナダとなった。

すでに日本ではイギリスやオーストラリアのサイトから多国展開を始めているセラーが多いこと、さらに、現時点でその他の国に販売を展開していないセラーにはドイツにもチャンスがあることがうかがえる。

eBaymagを利用して出展しているセラーが多いUKサイトとAUサイトで日本から売れている商品のメーカーランキングは以下の通り。

画像元:イーベイ・ジャパン株式会社

UKでは昨今の軽トラブームが浸透していることから、Suzukiのキャリィやダイハツのハイゼット関連部品もよく売れている。一方、AUサイトでは自動車メーカーの部品に並んで「アフターマーケットパーツ」の代表格として知られるSpoonやHKS、BRIDEなどが上位に並んだ。

売れる新品と中古の違いについて

自動車パーツのカテゴリー別売上シェアにおいて、新品は引き続き外装部品とエンジン部品が大部分を占めている状況に対し、中古はヘッドライト・テールライトとホイールがよく売れている。

新品では、メーカー純正品を中心に、モールやエンブレムなどが多く取引。また、オイル付着の懸念がなく配送しやすい点から、エンジン部品やサスペンション等の足回り部品も新品ならではの商材として上位にランクインした。

中古はテールライト・ヘッドライトを筆頭に前年に比べ大幅な伸び率に。特に廃盤となった車種のヘッドライトなどが高価で取引されたケースも見受けられる。

トップセラーの3人に1人はeBaymagを活用

eBayを通して日本から販売される自動車パーツは、昨年1年間で前年比+50.3%という伸び率を見せた。市場規模は過去5年間で5倍、2年前からも2倍まで成長(※1)。さらに、2024年度に入ってからは売り上げが拡大しやすいと言われている米国のタックスリターン(確定申告)も経て堅調な伸びを維持し続けている。

日本からの自動車パーツの出品は世界で期待されており、2024年も自動車パーツは伸び率上位を維持、堅調に売れていくことが予想されている状況だ。すでに自動車パーツのトップセラーの3人に1人はeBaymagを活用しており、eBayは今後も一層サポートを厚くする姿勢を見せる。今後の更なる慎重、動向に期待したい。

※1:参考「イーベイ・ジャパン、2023年間越境ECレポート」


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