ヤマト&楽天が業務連携!コンビニで受取可、YES連携!

石郷“145”マナブ

楽天で買った商品が21,000店のコンビニとヤマト営業所4,000箇所で受け取れる!

楽天株式会社(東京都品川区 代表取締役社長 三木谷浩史、以下、楽天)とヤマトホールディングス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 山内雅喜、以下、ヤマト)は、業務連携に関する記者会見を先ほど行った。

 まず、会見によれば、今夏より楽天市場で購入した商品を21,000店のコンビニエンスストアと全国のヤマトの営業所4,000箇所で受け取れるようになるという。また今年度中を目処に、冷凍冷蔵の商品における「クール宅急便」の受取もヤマトの営業所4,000箇所でできるようになるとした。

 具体的には、楽天市場で商品を選択し、配送方法でコンビニエンスストアか営業所を選択できるようになる。そこで、お客様は受取場所を指定し、到着したことを知らせるメールが届くので、その店舗保管期限までに指定の受取場所に取りに行く。受取確認は店舗によってはバーコードを出力したり、あるいはメールで送られたものや本人確認されるもので確認し受け取り可能とする。 

YES!楽天店舗との連携で、さらに開花!

 また、今回の業務連携強化に伴い、楽天市場の店舗もヤマトが提供する「Yamato EC Solution=YES!」を使うことが可能になった。「YES!」は受注管理から、伝票発行、配送、決済までトータルで提供する一元管理システムだ。これまでは、受注データと配送データを別々のシステムで管理していた楽天店舗も少なくないだろう。しかし「YES!」が楽天と連携することで、受注のデータと荷物の送り状番号を紐付けデータにして楽天に送る等ができる他、大手しか取り入れられなかった、宅急便ラベル、納品書、ピッキングリストが一体となった送り状を採用できるようになる。これまで一つ一つを手作業でやっていた楽天出店事業者には大幅な作業の効率化を図ることができるのだ。

 弊社記者が「この連携によって、中小の店舗も大きな店舗と対等な勝負を挑めるようになるのは大きいですね」と話すと、ヤマト運輸 執行役員 小菅泰治氏は「そうですね。弊社がYES!を展開する理由の一つとして自分たちの持つ強みを生かしていただいて、中小のEC店舗さんも自分の力を発揮し、活躍できる土壌を作りたいと思っています。大手も中小もみんな応援していきたいのです」と答えた。

 まさに、楽天市場のモールの中には中小の店舗も少なくない。だからこそ、楽天がこうした連携をすることにはものすごく大きな意味があると思う。中小企業にも、大手店舗と等しく、光を、力を、与えてこそ楽天なのだ。YES!ファイト!


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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