Yahoo!、平成28年3月期 第1四半期決算を発表

石郷“145”マナブ

平成28年3月期 第1四半期決算短信を発表
ディスプレイ広告の売上やオークション関連の売上が増加、前年同期と比較してふた桁の増収
EC国内流通総額は、前年同期比11.3%増の3,110億円

「ヤフオク!」好調、「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」取扱高23.1%増

ヤフー株式会社(以下、ヤフー)は、平成28年3月期 第1四半期決算短信を7月30日に発表した。

ヤフーの平成28年3月期第1四半期の業績は、売上高1105億7600万円(前年同期比10.6%増)、営業利益491億5100万円(前年同期比0.8%増)、税引前利益505億4100万円(前年同期比13.7%減)、当期利益334億9300万円(前年同期比8,8%減)。

第1四半期連結累計期間は、ディスプレイ広告の売上やオークション関連の売上が増加したことに加え、前年度にワイジェイカード(株)やシナジーマーケティング(株)を連結子会社化したことも寄与し、前年同期と比較してふた桁の増収となった。将来の事業基盤を強化するための先行投資を継続しているが、売上が伸びたことにより、営業利益は増益。税引前利益および親会社の所有者に帰属する四半期利益の減少は、前年同期に(株)ジャパンネット銀行の持分法適用関連会社化に伴う営業外収益を計上した影響などによるもの。

コンシューマ事業においては、ゲーム関連サービスなどの売上が前年同期比で減少したものの、「ヤフオク!」の売上が増加したことなどにより、売上高は前年同期比でわずかに増加。オークション関連取扱高、ショッピング関連取扱高を合わせたEC国内流通総額は、前年同期比11.3%増の3,110億円となった。また、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」ともにスマートフォン経由の取扱高が拡大。当第1四半期連結累計期間のコンシューマ事業の売上高は289億円(前年同期比0.8%増)、営業利益は175億円(前年同期比3.6%増)となり、全売上高に占める割合は26.1%。なお、月間ページビュー数のスマートフォン比率が、今期5月、初めて50%を超えたとのこと。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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